円高が一服したことに加え、アジア株も総じて堅調で、日経平均株価は前営業日比60円19銭高の8522円58銭、東証株価指数(TOPIX)も同3.58ポイント高の850.49とともに続伸。景気の先行き不透明感は根強く、取引終了にかけては売りが出て、急速に伸び悩んだ。東証1部の上昇銘柄は52%、下落は42%。出来高は20億2613万株、売買代金は1兆6247億円。業種別株価指数はガラス・土石製品、パルプ・紙、医薬品などが上昇し、不動産業、その他金融業、鉱業などが下落した。

株価は好材料が乏しい中、円相場の上げ下げに連れて動いたようだ。円安が進んだ一時期は300円以上も反発したが、その後対ドル為替がもみ合いになると値を縮め、最終的には60円高と小幅な反発に終わった。しかし、買い得感以外にこれと言った材料もない中で取引はこれと言った方向感もなく、上値と下値の差が500円にも達する乱高下相場となったようだ。先が見えないので円安につられた買いが一巡するとその後が続かないのだろう。それにしても上げると利食いが早いのだろう。

為替の方は、

17日の東京外国為替市場の円相場は、午後5時現在1ドル=97円11-13銭と、前週末(96円85-87銭)に比べ26銭の円安・ドル高となった。週末に行われた緊急首脳会合(金融サミット)は具体策がなかったため相場への影響は軽微だとして、市場参加者の関心は再び株価動向に集中。朝方は前週末の米株安を受けたアジア株安を見越した円買いが活発化したが、日中にアジア株が軒並みプラス圏へ上昇したことでいったん反落。午後に入って株価が上げ幅を縮小すると再び円買いが強まるという、株価の上下を追いかける展開となった。

こんな具合で結局はドル円のもみ合いに終始したようだ。どっちがどっちを追いかけたのか分からないが、株価と為替は連動して動いているようだが、これも方向感のない相場状況が反映しているのだろう。

今日はトヨタ、コマツと言った輸出企業が小緩んだが、三菱重工は小幅ながら値を上げて気を吐いた。最近は株価を見るのが辛いが、これも勉強と心得てしっかりと動きを見て行こう。

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