為替の円高基調が重しとなり、日経平均株価は前日比272円13銭安の8809円30銭、東証株価指数(TOPIX)は同27.29ポイント安の889.36と、ともに急反落。東証1部の下落銘柄は74%、上昇は20%だった。出来高は20億8189万株、売買代金は1兆6924億円。業種別株価指数は、ゴム製品を除く32業種が下落。特に鉱業、輸送用機器、その他製品、不動産業、精密機器の下げが目立った。

織り込み済みの反落だった。9千円を超えると利食い売りが入り、株価は下げてまた反発する。円高傾向が嫌われたというが、目先の傾向が見えて来たので安値で買って高値で売る傾向が戻ったのではないだろうか。当面はこんな傾向が続くのだろう。なかなか1万円台超えは見えて来ないようだ。

為替の方は、

11日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米景気悪化が改めて懸念され、ドル売り・円買いが優勢となって反落した。午後5時現在は1ドル=97円61―64銭と前日(午後5時、99円10―13銭)比1円49銭のドル安・円高。

ドルが嫌われて円が買われたようだが、この辺りの上下も利食い売りがありそうな気がする。それでも今のところはまだ消去法で円ということになるんだろうか。

逆に原油価格は、

週明け10日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、強弱材料が入り乱れて振幅の激しい取引となったが、米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前週末終値比1.37ドル高の1バレル=62.41ドルに続伸して引けた。 

という具合に続伸しているようだ。続伸と言っても大した伸びでもないが落ち過ぎた原油価格は買い頃なのだろうか。株価反落、ドル安とあまり良い材料はないのだが・・・。原油価格の下落でこの冬場の原油輸入価格が10兆円ほど節約出来るというので安いほうが良いのだが・・・。

今日はトヨタが大きく値を下げた。ドル安の波をもろに被るのは自動車産業だから仕方がないが、超優良企業なのだから売らなくても大丈夫と思うのだが・・・。GMやクライスラーの退潮がトヨタにダブル野かも知れないが、強かなトヨタはまた復活するだろう。三菱重工は4百円手前まで行ったが、これも小緩んで値を下げた。コマツも小幅安だが、反落傾向の市場では仕方がないだろう。

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