午前中から米株安と円高が嫌気され輸出関連株を中心に全面安となり、午後は円高進行から下げ幅が拡大。日経平均株価は前日比622円10銭安の8899円14銭、東証株価指数(TOPIX)は同57.61ポイント安の909.30と、ともに3日ぶりに急反落した。東証1部銘柄の85%が下落し、上昇は13%にとどまった。出来高は23億7634万株、売買代金は1兆9988億円。東証の業種別株価指数は、輸送用機器、電気機器、銀行業をはじめ全33業種が値下がりした。

やはり株価安定への道は険しいようだ。今日はここ2日で上がった分を吐き出すように株価は反転急降下した。きっかけはトヨタの大幅減収見通しというが、オバマ次期大統領の経済政策に対する不安もあるようだ。しかし100年に一度という経済危機がそう簡単に解消するわけもない。景気減退傾向が基本にあるのでこの先も株価は上下を繰り返して行くのだろう。まだまだ株価正常化への道は険しい。

為替の方も、

6日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米実体経済の悪化が懸念され、ドル売りが優勢となり反落した。ただ同日夜に欧州と英国の政策金利、7日に10月の米雇用統計の発表を控え、取引を手控える動きもあった。午後5時現在は1ドル=97円80―83銭と前日(午後5時、99円36―39銭)比1円56銭のドル安・円高。

各国の通貨を円、ドルに換金する傾向が強いらしいが、最後は円とドルという比較になって円に対してドルが売られた格好で値を下げたようだ。これもオバマ次期大統領に対するご祝儀相場が崩れてドルが売られたというがその辺はどうなのだろう。

最後は原油価格だが、

5日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米景気のさらなる悪化を示す経済指標を受け、石油の需要減退懸念が強まる中、急反落して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は、前日終値比5.23ドル安の1バレル=65.30ドルで終了した。 

せっかく反発した原油価格はあっという間に崩れて値を下げた。やはり景気後退に対する不安は大きいのだろう。まあ、原油は下がってもいいと思うが・・・。

そして今日のトヨタだが、売上高2兆円減少、営業利益1兆円減少、純利益7500億円減少では株価が上がるはずもなく大量売りを浴びせられて440円も値を下げた。三菱重工は日経平均が下げた割には踏み止まったが、コマツは連日の大幅値上がりから一転してこれも大きく値を下げた。まあこのまま右上がりとは思っていなかったので大反落もさほどの衝撃はなかったが・・・。

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