これまでの株価急伸の反動で利益確定売りが出て、日経平均株価は前日比452円78銭安の8576円98銭、東証株価指数(TOPIX)は同32.25ポイント安の867.12と、ともに4日ぶりに急反落。日銀の利下げを受け、午後の取引では値動きが荒くなり、材料が出尽くしたとの見方から、取引終了にかけては下げ幅が拡大した。東証1部の下落銘柄は52%、上昇は44%。出来高は27億8236万株、売買代金は2兆2951億円だった。業種別株価指数は石油・石炭製品、ゴム製品、海運業などの下落が目立った一方、不動産業、水産農林業が上昇した。

このところ大分値を上げている株式市場なのでこの辺りで利食いが出てもおかしくないだろう。一旦値を下げてもまた上昇して行くだろう。しかし、平坦に右上がりということは考え難い。この先も外部環境に左右されながら上下を繰り返して株価は振れるだろう。一万円の大台を回復するのは何時のことだろう。まだまだ株価安定への道は険しく遠い。

そして為替の方は、

31日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、株安や月末に絡んだ実需のドル売り・円買いを背景に反落した。午後5時現在は1ドル=96円99銭―97円02銭と前日(午後5時、98円75―78銭)比1円76銭のドル安・円高。同日昼過ぎに、日銀が政策金利を0.2%引き下げると発表した。発表直後から日経平均株価が下げ幅を拡大したのを横目に、ドル売り・円買いが強まった。ドルは、夕方になって欧州勢が参入すると下げ足を速め、一時96円35銭を付けた。

と円が買われてドル安が進行した。日銀の利下げは小幅でしかも市場は折込済みということのようなので大きな影響はなかったのだろう。しかし、やはりまだ円は欧州を中心に人気が高いようだ。せめて1ドル100円辺りで落ち着いて欲しいのだが、・・・。

最後は原油価格だが、

30日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国の経済成長率が3四半期ぶりにマイナスとなったため、景気悪化に伴うエネルギー需要の減少を見込んだ売りが膨らみ、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日終値比1.54ドル安の1バレル=65.96ドルで引けた。

昨日反発した原油価格は今日はもう反落している。米国の景気後退懸念が価格に重く圧し掛かっているようだが、ファンドの金融商品離れも価格下落の一因になっているのだろう。それでも原油価格は低めで推移してくれた方が都合が良いだろう。

今日はトヨタが小緩んだ。これも円高と自動車不況で止むを得ないだろう。それよりも三菱重工だが、この時期に収益を上方修正しているのに大きく値を下げたのはどういうことだろう。H-2Aで韓国衛星の契約も取ったのになあ。しかしこの先は期待出来るかも知れない。最後はコマツだが、ここは今日もストップ高で大きく値を上げている。どうもコマツはかなり人気があるようだ。

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