午前中は大手銀行株の下落で日経平均株価が一時、26年ぶりに7000円を割る場面があった。午後は円高一服や時間外取引での米株先物高が今夜の米株高を連想させて買い戻しを促し、日経平均は前日比459円02銭高の7621円92銭と5日ぶりに急反発した。東証株価指数(TOPIX)も同37.57ポイント高の784.03と5日ぶり反発。東証1部銘柄の79%が上昇し、下落は18%。出来高は31億6580万株、売買代金は2兆1717億円。東証の業種別株価指数(33業種)は、輸送用機器、電気機器、鉄鋼が値上がりし、銀行業、保険業、不動産業が値下がりした。

今日は株安も一服したようだ。円高がやや鈍化して値を下げたことが好感したのか、輸出企業が買われて午後の株価上昇を後押ししたようだ。この時期投資家には千載一遇の好機というが、これまでの株価下落で相当の損失を被ったうえに先行き不安があってはここで積極的に買い進むというのは相当な勇気が要るだろう。金があれば超優良企業10銘柄くらいを買って見たい気がするが・・・。

為替の方は、

28日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、株価上昇につられて一時96円台前半まで急伸した。しかし上値は重くその後は上げ幅を縮め、午後5時現在は1ドル=94円52―55銭と前日(午後5時、92円96―99銭)比1円56銭のドル高・円安水準で推移している。

株高がドルを引き上げたと言うが、為替と株価は全く緊密な関係にあるようだ。最も米国と日本の経済が一蓮托生、運命共同体なのかも知れない。しかし、戦争にも攻勢終末点と言うのがあるように株価にしても為替にしても価格が変る転換点があるのかも知れない。

最後に原油価格だが、

27日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は続落し、国際指標となるテキサス産軽質油(WTI、12月渡し)の終値は前週末比0・93ドル安の1バレル=63・22ドルと2007年5月下旬以来、1年5か月ぶりの安値で取引を終えた。

こればかりは安い方がいろいろと良い方への影響が大きいだろう。もっとも価格崩壊でも起すようなレベルまで下がっても困りものだが、基幹エネルギーだからそんなこともないだろう。

今日はトヨタも3千円台を、三菱重工が3百円台を、そしてコマツも8百円台を回復したが、それにしても低い価格だ。日本の企業はかなり強かな体力をつけているので投資家諸氏も安心して買いに進んでもいいのではないだろうか。

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