日経平均株価は前営業日比486円18銭安の7162円90銭と4営業日続落し、2003年4月に記録したバブル後最安値を更新。1982年10月以来約26年ぶりの安値水準に落ち込んだ。世界的な景気後退懸念で投資家心理が極端に冷え込む中、アジア株安などを背景に先物主導で裁定解消売りを誘い、株価水準を切り下げた。東証株価指数(TOPIX)も同59.65ポイント安の746.46と大幅に4営業日続落。

重大な局面も何もあっさりとバブル後最安値を大きく割り込んだ株式市場だ。こうなるとどこまで下がるのか誰も予想も出来ないだろう。あっさりと特に根拠もなく底値を予想すれば、

     6200円から6500円くらいか

と簡単に言ってしまうが、勿論根拠はない。こんな時にどうして株を売るんだと思うが、もう損も何もどうでも良いから現金として持っていたいということだろうか。変動性資産だからまた盛り返すこともあるのだろうが、パニックというのはこんなものだろう。

そして為替も、

週明け27日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は世界的な景気悪化懸念を背景にドル売り・円買いが優勢となり、続落した。午後5時現在は1ドル=92円96―99銭と前週末(午後5時、95円15―18銭)比2円19銭のドル安・円高。

やはり円が安心ということだろうか。円高が止まらないのでこれがまた株価の足を引っ張っている。円高になれば輸入企業などは利益を上げるので悪いことばかりでもないだろうが、そういうことは目に入らないだろう。日本の企業はこの10年ほどで相当に強かになっているので何よりも落ち着いて現実を見ることが大事なのだろうが・・・。

そして原油価格だが、

週明け27日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界景気の悪化懸念を背景に、エネルギー需要の減少を見込んだ売りが優勢となり、米国産標準油種WTIの中心限月12月物は同日未明の電子取引で、一時1バレル=61.30ドルと2007年5月以来、1年5カ月ぶりの安値をつけた。その後始まった通常取引では、安値拾いの買いが入り、午後9時10分現在は前週末終値比1.15ドル安の63ドルちょうど。

これも1バレル60ドルを割り込みそうな勢いで下がっている。もう金融商品はこりごりで何よりも現金が欲しいということか。ヘッジファンドなんぞも何所かに消し飛んでしまうのではないだろうか。 

そして僕の持ち株なんだけどトヨタは3千円割れ、三菱重工は3百円割れ、そして勝負をかけたコマツも8百円割れともうどれもへろへろだ。しかしこの状況では止むを得ないだろう。そこそこ回復には2,3年はかかるんじゃないだろうか。

追伸:トヨタは中国で新工場着工とのこと。トヨタは新興国の需要に社運をかけるのだろう。頑張れよ、トヨタ。そしてついでにF1も頼むぞ。

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