米国株の底割れ懸念がいったん和らぎ、全面高の展開。日経平均株価は前営業日比311円77銭高の9005円59銭、東証株価指数(TOPIX)は同33.08ポイント高の927.37と、ともに大幅続伸。東証1部銘柄の82%が上昇し、下落は14%だった。出来高は22億1642万株、売買代金は1兆8887億円。業種別株価指数は33業種すべてが上昇。特にゴム製品、不動産業、倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品、卸売業、ガラス・土石製品の上げが目立った。

今日は東京株式市場は大幅に値を上げた。主要国の金融危機対策が出揃い、世界的な恐慌は一応回避出来たとの読みと買い安感から株が買われたのだろうか。為替もドル高傾向で推移しているのも輸出企業を中心に交換されたようだ。東証は3日ぶりに9千円台を回復した。しかし、今後もこれで落ち着くわけでもなくまだまだ揺り返しが来るだろう。

為替も、

20日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、投資家のリスク回避姿勢が和らいだのを背景にドル買いが優勢となり、続伸した。午後5時現在は1ドル=102円22―25銭と前週末(午後5時、101円06―09銭)比1円16銭のドル高・円安。ドルは午前中101円台後半で小動きだったが、日経平均株価が上げ幅を拡大するにつれじりじりと上昇。午後にはストップロスを巻き込み102円台に乗せた。

という具合にドルが買われて値を上げている。米国が震源地の金融システム危機にしてはその国の通貨がさほど下げていないのも不思議な現象だが、どの通貨も危ないのは概ね同じということなのだろうか。

原油は、

17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、相場急落に懸念を強める石油輸出国機構(OPEC)が来週開く臨時総会で減産を検討するとの見方が強まり、買い優勢となった。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日終値比2.00ドル高の1バレル=71.85ドルと4日ぶりに反発した。 

下げているが、週末のニューヨークではやや盛り返したようだ。原油価格下落が下落してもそれが物価に反映するのは来春以降ということなので高い原油を使い切るまでしばらくはお預けのようだ。

今日はトヨタが大きく値を伸ばした。原油価格の下落やドル高傾向などが好感されたのだろうが、うじれにしても下がり過ぎの感はある。逆に三菱重工が小緩んだが、これも今まで比較的堅調に推移していたために売られたのかも知れない。

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