来週の東京株式市場は不安定な様相が続くだろう。世界的な景気後退懸念が疑心暗鬼を呼んで不安が蓄積しているようだ。公的資金注入など各国が金融危機に対して素早い政策対応を行ったことで株価は一旦底値を付けたとの見方もあるが、景気後退に対する不安から株価の反発力は鈍い。何かしらの悪材料が出ればあっという間に崩れる脆弱さをはらんでいる。
来週の日経平均株価の予想レンジは、8400円─1万円くらいと希望を含めて予想するか。
日経平均の変動幅が千円を超えた日が2日もあったためボラタイルな印象が強まったが、株価の下値は10日の8115円を底に4日連続であがっている。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で国際協調体制が確認され、各国で金融機関への公的資金注入など具体策が示されると金融危機に対する不安はいったん後退している。市場では「16日の大幅な下げでもザラ場安値は切らなかった。米ダウ.DJIも10日を底値にしている。いずれ再び崩れる可能性はあるが、いったんは一番底を付けたとみていいのではないか」との声が出ている。米半導体大手インテルやインターネット検索サービス大手の米グーグルの決算が比較的堅調だったことも「米経済の懐の深さを示している」と安心感を誘っている。
しかし、一旦は底を打ったとみる市場参加者も、市場の安定は突発的な悪材料が飛び出さないことが条件のようだ。実体経済の急激な悪化懸念や大手企業などの破たんがあれば市場センチメントは一気に崩れる可能性がある。マーケットの目は金融危機から実体経済の悪化懸念に向っており、1929年の大恐慌との比較が口々に語られている。米国ではいくつかのマクロ経済指標は何年ぶりのレベルまで低下している。また今回の景気悪化は一国だけではなく世界全体で起きているため「逃げ場」がないことも深刻な景気後退をもたらす可能性があるという。
来週は米国のマクロ経済指標の発表や金融機関の決算発表が一巡し、事業会社の決算発表が本格化する。20日にはテキサス・インスツルメンツ(TI)、21日には米アップル、米ヤフー、キャタピラー、22日はボーイング、米マクドナルド、23日は米マイクロソフトが決算発表を予定している。これらの決算発表には大手企業の破たんがあれば市場は不安心理にかられ再び大きく下落する可能性があることから、今まで以上に注目が集まっているという。
ところで株価の大幅な下落で個人投資家の市場参入が増加していると言う。ネット証券の口座開設がこれまでの3から8倍程度に増加していると言う。下げ切った市場で優良株を物色して値上がりを待って売却して利益を稼ごうと言うのだろう。確かにここまで下げると優良株を持っていれば何時かは値上がりが期待できるだろうが、どの株を買うかという選択もなかなか難しいだろうし、この先値が上がって利益が出るまで待つには相当な胆力を要することだろう。乏しい経験から言えば片手間に株の取引をしても利益を出すことは相当に難しいと思うのだが・・・。
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日経平均の変動幅が千円を超えた日が2日もあったためボラタイルな印象が強まったが、株価の下値は10日の8115円を底に4日連続であがっている。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で国際協調体制が確認され、各国で金融機関への公的資金注入など具体策が示されると金融危機に対する不安はいったん後退している。市場では「16日の大幅な下げでもザラ場安値は切らなかった。米ダウ.DJIも10日を底値にしている。いずれ再び崩れる可能性はあるが、いったんは一番底を付けたとみていいのではないか」との声が出ている。米半導体大手インテルやインターネット検索サービス大手の米グーグルの決算が比較的堅調だったことも「米経済の懐の深さを示している」と安心感を誘っている。
しかし、一旦は底を打ったとみる市場参加者も、市場の安定は突発的な悪材料が飛び出さないことが条件のようだ。実体経済の急激な悪化懸念や大手企業などの破たんがあれば市場センチメントは一気に崩れる可能性がある。マーケットの目は金融危機から実体経済の悪化懸念に向っており、1929年の大恐慌との比較が口々に語られている。米国ではいくつかのマクロ経済指標は何年ぶりのレベルまで低下している。また今回の景気悪化は一国だけではなく世界全体で起きているため「逃げ場」がないことも深刻な景気後退をもたらす可能性があるという。
来週は米国のマクロ経済指標の発表や金融機関の決算発表が一巡し、事業会社の決算発表が本格化する。20日にはテキサス・インスツルメンツ(TI)、21日には米アップル、米ヤフー、キャタピラー、22日はボーイング、米マクドナルド、23日は米マイクロソフトが決算発表を予定している。これらの決算発表には大手企業の破たんがあれば市場は不安心理にかられ再び大きく下落する可能性があることから、今まで以上に注目が集まっているという。
ところで株価の大幅な下落で個人投資家の市場参入が増加していると言う。ネット証券の口座開設がこれまでの3から8倍程度に増加していると言う。下げ切った市場で優良株を物色して値上がりを待って売却して利益を稼ごうと言うのだろう。確かにここまで下げると優良株を持っていれば何時かは値上がりが期待できるだろうが、どの株を買うかという選択もなかなか難しいだろうし、この先値が上がって利益が出るまで待つには相当な胆力を要することだろう。乏しい経験から言えば片手間に株の取引をしても利益を出すことは相当に難しいと思うのだが・・・。
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