日経平均株価は前日比112円26銭高の1万2214円76銭と4日ぶりに反発。東証株価指数(TOPIX)も同14.48ポイント高の1177.20と反発した。3連休前で様子見気分の広がる中、米国株高をきっかけとする買い戻しや、前日までの株価下落を受けた値ごろ感からの買いが入った。
東証1部の上昇銘柄は70%、下落は25%だった。出来高は25億9430万株、売買代金は2兆9746億円。業種別株価指数は、海運業、銀行業、その他金融業が上昇した半面、輸送用機器、電気・ガス業、パルプ・紙が下落した。
景況感の悪化に伴う先行き不透明感は根強く、日経平均は指数先物への大口売りをきっかけに前日比マイナス圏へと値を消す場面もあった。しかし、前日の米国では、経営難に陥っている証券大手リーマン・ブラザーズに絡む問題で、15日に発表があるのではないかとの観測が伝えられており、「連休中の海外の動きを考えれば、売り込みづらい」。このため、大引けにかけては、売方の買い戻しに伴う指数先物の上昇に歩調を合わせる形で、日経平均も持ち直した格好だ。
世界的な景況感の悪化、円高による企業収益の圧迫など、懸念材料の多さが投資家心理を冷え込ませており、「過度な悲観論が後退するだけでも、日経平均は1万3000円程度まで戻る」という。来週に予定されている米投資銀行の6―8月期決算発表で信用不安が和らげば戻りを試し、一段の損失拡大など悪材料が出た場合は「安値を見に行く可能性がある」との指摘が聞かれた。
概ね悪材料に取り巻かれ手探りで先を見通そうとしながら値ごろ感を感じれば買いに走って値を上げるというのが今の株式市場だろう。そうして少し値が上がれば今度は利益確定売りで値を下げる。
1万3千円台に戻ると言う見方もあるようだけれどそれはちょっとどうだろうか。それよりも1万2千円を割り込む公算の方が高いように思うがどうだろう。底値を確定してその先がどうなるかと言うところじゃないだろうか。ただしそれが何時になるかは分からないけど。
ついこの間まで諸悪の根源だった原油価格だけれど、
週末12日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、大型ハリケーン「アイク」の接近により供給懸念が再燃し、反発している。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は午前10時半現在、前日終値比1.93ドル高の1バレル=102.80ドルで推移している。
と言う具合に反発しているとは言え、小幅に止まっており、その上1バレル100ドル割れが目前と言うとそれが悪材料であれ好材料であれ嬉しくなってくる。
最後に為替だが、
12日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米証券大手リーマン・ブラザーズ身売りへの警戒感から取引を手じまう動きが活発化し、上昇した。午後5時現在は、1ドル=107円49―52銭と前日(午後5時、107円20―23銭)比29銭のドル高・円安。
リーマン身売り報道の続報を待ち、ドルは日中107円台前半でもみ合った。夕方欧州勢が参入すると、ドル円は107円台半ばまで取引水準を上げた。市場では「今までリスク回避から高金利通貨売り、低金利の円やドル買いとなっていた動きが巻き戻されている」との声が聞かれた。リーマン身売りについて、米当局が週末に何か発表するのでは、との警戒感が広がっているようだ。
12日は8月の米小売売上高が発表される。原油高の影響から自動車販売が不振だった前月より、やや回復するとの見方もあるが、「金融システムに市場の注目が移っている。事前にリーマン身売りの続報が出たりするとあまり材料視されない可能性もある」との見方があった。
と押し合いに終始している。ドル高になったと言っても微々たる上昇でほとんどこう着状態と言っても良い。弱り目に祟り目の戦いではこの先もこんな状態が続くのだろう。
今日のトヨタは相変わらず小緩んだ。反面三菱重工はやや盛り返した格好だ。もう何が好材料で何が悪材料か判断がつきかねるような混沌とした状態が続いているが、この先もこの状態が続くのだろう。
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東証1部の上昇銘柄は70%、下落は25%だった。出来高は25億9430万株、売買代金は2兆9746億円。業種別株価指数は、海運業、銀行業、その他金融業が上昇した半面、輸送用機器、電気・ガス業、パルプ・紙が下落した。
景況感の悪化に伴う先行き不透明感は根強く、日経平均は指数先物への大口売りをきっかけに前日比マイナス圏へと値を消す場面もあった。しかし、前日の米国では、経営難に陥っている証券大手リーマン・ブラザーズに絡む問題で、15日に発表があるのではないかとの観測が伝えられており、「連休中の海外の動きを考えれば、売り込みづらい」。このため、大引けにかけては、売方の買い戻しに伴う指数先物の上昇に歩調を合わせる形で、日経平均も持ち直した格好だ。
世界的な景況感の悪化、円高による企業収益の圧迫など、懸念材料の多さが投資家心理を冷え込ませており、「過度な悲観論が後退するだけでも、日経平均は1万3000円程度まで戻る」という。来週に予定されている米投資銀行の6―8月期決算発表で信用不安が和らげば戻りを試し、一段の損失拡大など悪材料が出た場合は「安値を見に行く可能性がある」との指摘が聞かれた。
概ね悪材料に取り巻かれ手探りで先を見通そうとしながら値ごろ感を感じれば買いに走って値を上げるというのが今の株式市場だろう。そうして少し値が上がれば今度は利益確定売りで値を下げる。
1万3千円台に戻ると言う見方もあるようだけれどそれはちょっとどうだろうか。それよりも1万2千円を割り込む公算の方が高いように思うがどうだろう。底値を確定してその先がどうなるかと言うところじゃないだろうか。ただしそれが何時になるかは分からないけど。
ついこの間まで諸悪の根源だった原油価格だけれど、
週末12日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、大型ハリケーン「アイク」の接近により供給懸念が再燃し、反発している。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は午前10時半現在、前日終値比1.93ドル高の1バレル=102.80ドルで推移している。
と言う具合に反発しているとは言え、小幅に止まっており、その上1バレル100ドル割れが目前と言うとそれが悪材料であれ好材料であれ嬉しくなってくる。
最後に為替だが、
12日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米証券大手リーマン・ブラザーズ身売りへの警戒感から取引を手じまう動きが活発化し、上昇した。午後5時現在は、1ドル=107円49―52銭と前日(午後5時、107円20―23銭)比29銭のドル高・円安。
リーマン身売り報道の続報を待ち、ドルは日中107円台前半でもみ合った。夕方欧州勢が参入すると、ドル円は107円台半ばまで取引水準を上げた。市場では「今までリスク回避から高金利通貨売り、低金利の円やドル買いとなっていた動きが巻き戻されている」との声が聞かれた。リーマン身売りについて、米当局が週末に何か発表するのでは、との警戒感が広がっているようだ。
12日は8月の米小売売上高が発表される。原油高の影響から自動車販売が不振だった前月より、やや回復するとの見方もあるが、「金融システムに市場の注目が移っている。事前にリーマン身売りの続報が出たりするとあまり材料視されない可能性もある」との見方があった。
と押し合いに終始している。ドル高になったと言っても微々たる上昇でほとんどこう着状態と言っても良い。弱り目に祟り目の戦いではこの先もこんな状態が続くのだろう。
今日のトヨタは相変わらず小緩んだ。反面三菱重工はやや盛り返した格好だ。もう何が好材料で何が悪材料か判断がつきかねるような混沌とした状態が続いているが、この先もこの状態が続くのだろう。
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