信用収縮懸念が一段と強まる中で買い手掛かりは見当たらず、日経平均株価は前日比244円13銭安の1万2102円50銭と大幅に3日続落。東証株価指数(TOPIX)は同29.66ポイント安の1162.72と急反落した。東証1部の下落銘柄は76%、上昇は17%だった。出来高は19億4811万株、売買代金は2兆0735億円。業種別株価指数は、小売業を除く32業種が下落。特に保険、証券、商品先物取引業、銀行、その他金融、パルプ・紙の下げが目立った。
前場は、米国を中心とする金融システム不安を背景に銀行、証券、保険など金融株が軒並み下落し、指数を押し下げた。後場に入ると、円高で収益悪化が懸念される自動車株やハイテク株など輸出関連銘柄に売りがかさんで一段安の展開。日経平均の下げ幅は一時250円を超え、心理的節目とされる1万2000円割れまで80円余に迫った。
アジア株が一向に下げ止まらないことも市場心理を冷やし、商いは低調。市場には「株式や商品相場が下がれば下がるほど、見切り売りや換金売りを呼び、需給悪化に一段と拍車が掛かる」と、悲壮感すら漂う。来週本格化する米金融機関の決算発表が終われば、調整も一服するとの楽観論もあるが、大勢は「年内は明るい材料を期待できそうにない」との見方のようだ。
好材料が何もなく不安材料ばかりでは株を買い進むものはいなくなるだろう。そんな状況では株価続落も止むを得ないだろう。
本来商品市場が値を下げれば製造業は株価が上がっても良いはずなのだが、それさえ不安材料となってしまうのは経済の冷え込みがかなり深刻と言うことだろうか。1万2千円割れももう目前かも知れない。
そして原油価格だが、
10日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は続落し、国際的な指標となるテキサス産軽質油(WTI、10月渡し)の終値は、前日比0・68ドル安の1バレル=102・58ドルと、今年4月上旬以来約5か月ぶりの安値水準となった。一時は1バレル=101・36ドルまで下落した。世界的な景気減速で、原油需要が伸び悩むとの見方が広がった。外国為替市場でドルに対してユーロが下落していることから、ユーロ圏でドル建ての原油が割高となることも、売り材料となった。
とこれもOPECの減産の掛け声にもかかわらず下落が止まらない。原油も1バレル100ドルの大台割れが目前だが、原油は下がっても疑心暗鬼さえ産まなければ特に悪いこともないだろう。
次が為替だが、
11日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、材料に乏しくもみ合った。午後5時現在は1ドル=107円20―23銭と前日(午後5時、107円15―18銭)比05銭のドル安・円高。この日の為替市場は、ユーロが主導した。前日欧州の経済見通しが下方修正されたことを背景に、ユーロが対ドル、対円で売られた。強者同士となったドル円は107円半ばでもみ合ったが、夕方なると軟調な欧州株価を横目にストップロスを巻き込み、107円近辺へ下落する場面もあった。
市場では「欧州の景気後退懸念からユーロは売られやすく、相対的にドル高、円高となっている」との見方があった。「米国も雇用の悪化などで景気の先行き不安が根強く、目先はドル円の下落もあり得る」という。
とこれも押し合いもみ合が続いているが今はユーロが一番弱いようだ。しかしこれも状況次第で何時どう立場が変わるか分からない。しかし、当面はそれぞれ悪いなりに円が一番環境が良いかも知れない。
今日はトヨタが小緩んだ。これも全体的な傾向なので止むを得ないだろう。しかし三菱重工の下落はどうしたことか。特に悪材料は何もないのだが、大きく下げている。急激に値を上げたので利食い売りの対象になりやすいのだろうか。
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前場は、米国を中心とする金融システム不安を背景に銀行、証券、保険など金融株が軒並み下落し、指数を押し下げた。後場に入ると、円高で収益悪化が懸念される自動車株やハイテク株など輸出関連銘柄に売りがかさんで一段安の展開。日経平均の下げ幅は一時250円を超え、心理的節目とされる1万2000円割れまで80円余に迫った。
アジア株が一向に下げ止まらないことも市場心理を冷やし、商いは低調。市場には「株式や商品相場が下がれば下がるほど、見切り売りや換金売りを呼び、需給悪化に一段と拍車が掛かる」と、悲壮感すら漂う。来週本格化する米金融機関の決算発表が終われば、調整も一服するとの楽観論もあるが、大勢は「年内は明るい材料を期待できそうにない」との見方のようだ。
好材料が何もなく不安材料ばかりでは株を買い進むものはいなくなるだろう。そんな状況では株価続落も止むを得ないだろう。
本来商品市場が値を下げれば製造業は株価が上がっても良いはずなのだが、それさえ不安材料となってしまうのは経済の冷え込みがかなり深刻と言うことだろうか。1万2千円割れももう目前かも知れない。
そして原油価格だが、
10日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は続落し、国際的な指標となるテキサス産軽質油(WTI、10月渡し)の終値は、前日比0・68ドル安の1バレル=102・58ドルと、今年4月上旬以来約5か月ぶりの安値水準となった。一時は1バレル=101・36ドルまで下落した。世界的な景気減速で、原油需要が伸び悩むとの見方が広がった。外国為替市場でドルに対してユーロが下落していることから、ユーロ圏でドル建ての原油が割高となることも、売り材料となった。
とこれもOPECの減産の掛け声にもかかわらず下落が止まらない。原油も1バレル100ドルの大台割れが目前だが、原油は下がっても疑心暗鬼さえ産まなければ特に悪いこともないだろう。
次が為替だが、
11日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、材料に乏しくもみ合った。午後5時現在は1ドル=107円20―23銭と前日(午後5時、107円15―18銭)比05銭のドル安・円高。この日の為替市場は、ユーロが主導した。前日欧州の経済見通しが下方修正されたことを背景に、ユーロが対ドル、対円で売られた。強者同士となったドル円は107円半ばでもみ合ったが、夕方なると軟調な欧州株価を横目にストップロスを巻き込み、107円近辺へ下落する場面もあった。
市場では「欧州の景気後退懸念からユーロは売られやすく、相対的にドル高、円高となっている」との見方があった。「米国も雇用の悪化などで景気の先行き不安が根強く、目先はドル円の下落もあり得る」という。
とこれも押し合いもみ合が続いているが今はユーロが一番弱いようだ。しかしこれも状況次第で何時どう立場が変わるか分からない。しかし、当面はそれぞれ悪いなりに円が一番環境が良いかも知れない。
今日はトヨタが小緩んだ。これも全体的な傾向なので止むを得ないだろう。しかし三菱重工の下落はどうしたことか。特に悪材料は何もないのだが、大きく下げている。急激に値を上げたので利食い売りの対象になりやすいのだろうか。
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