海外先物高に加え、原油価格下落と円安が企業業績の改善期待を生み、日経平均株価は前日比80円12銭高の1万2689円59銭、東証株価指数(TOPIX)は同8.18ポイント高の1220.55と、ともに3日ぶりに反発した。東証1部銘柄の62%が上昇し、下落は33%。出来高は19億3338万株、売買代金は1兆9939億円。東証の業種別株価指数(33業種)では、輸送用機器、ゴム製品、電気・ガス業が値上がりした一方、卸売業、鉄鋼、海運業が値下がりした。
日経平均株価は大引けまで値上がりを維持した。ただ、後場中盤に先物の大口売りで上げ幅を38円弱まで急速に縮小する場面があり、相場は不安定な状態が続いている。前場は2日までの続落の反動と原油安、米シカゴの225先物高を好感して値上がり。後場は先物売りに加え、香港などアジア株の下落を見て一時的に伸び悩んだ。米国の金融システム不安や国内の景気悪化懸念、さらに政局流動化による経済政策の遅れなど不安の種は尽きない。このため、「ちょっとした悪材料にも反応してしまう」という。
市場では「9月中間期末を前に、高配当銘柄の売りが減ってくる」と、需給改善期待が出ている。しかし現実には、東証1部の出来高は19億3338万株と、8月12日を最後に節目とされる20億株を下回ったまま。当面は現在のような「急落場面で買いが入るものの、上値は決して追わない」相場が続きそうだ。
下がり過ぎたことによる買い安感から今日はやや値を上げた株式市場だが、いずれにしても環境が好転しているわけでもないのでまた株価は上下するだろう。問題はどの程度上げ下げをするのかと言うことだろうが、1万2800円から1万2400円程度か。1万3千円台への回復はしばらくお預けだろう。
そして原油価格の方は、
3連休明けの2日のニューヨーク原油先物市場は、ハリケーンによる米石油施設の被害が軽微だったことから供給不安が後退し、大幅に下落した。指標となるテキサス産軽質油(WTI)の10月渡しの価格は、連休前の8月29日の終値より5・75ドル安い1バレル=109・71ドルと、今年4月上旬以来、約5か月ぶりの安値で取引を終えた。朝方の時間外取引では、一時10ドルも急落し、1バレル=105ドル台半ばまで値下がりする局面もあった。
市場では、ハリケーン「グスタフ」のメキシコ湾岸への接近・上陸で石油施設が操業停止に追い込まれ、安定供給に支障が出るとの観測が広がっていた。しかし、影響は限定的だったことが確認され、一気に売りが強まった。
と遂に1バレル110ドルを割り込んだ。これが株価をやや押し上げたのかも知れないが、1バレル110ドルを割り込んだのは結構なことだ。この勢いで100ドルを切ってくれればなお結構なのだが、これはかなり難しいだろう。
最後に為替だが、
3日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は原油価格の下落を受けてドル買い・円売りが優勢となり、続伸した。午後5時現在は1ドル=108円89―92銭と前日(午後5時、108円29―32銭)比60銭のドル高・円安。原油の下落傾向が続いて投資資金がドルに振り向けられやすくなった。午前に発表されたオーストラリアの4―6月期GDPが予想を下回ったことでオーストラリアドルなどを売って円を買う動きが後押しされたが、ドル円への影響は限定的だった。ドル円は午後に一時109円台前半に上昇、その後も109円ちょうどを挟んだ水準でもみ合った。
とこれも原油価格と絡んでくるようだが、弱り目と祟り目のもみ合いなので大幅に上下することはないだろう。
そして今日はトヨタも三菱重工もしっかりと値を上げた。特に原油安の恩恵を受けたトヨタはかなり堅く値を上げている。三菱重工も超優良企業らしく良い値をつけた。
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日経平均株価は大引けまで値上がりを維持した。ただ、後場中盤に先物の大口売りで上げ幅を38円弱まで急速に縮小する場面があり、相場は不安定な状態が続いている。前場は2日までの続落の反動と原油安、米シカゴの225先物高を好感して値上がり。後場は先物売りに加え、香港などアジア株の下落を見て一時的に伸び悩んだ。米国の金融システム不安や国内の景気悪化懸念、さらに政局流動化による経済政策の遅れなど不安の種は尽きない。このため、「ちょっとした悪材料にも反応してしまう」という。
市場では「9月中間期末を前に、高配当銘柄の売りが減ってくる」と、需給改善期待が出ている。しかし現実には、東証1部の出来高は19億3338万株と、8月12日を最後に節目とされる20億株を下回ったまま。当面は現在のような「急落場面で買いが入るものの、上値は決して追わない」相場が続きそうだ。
下がり過ぎたことによる買い安感から今日はやや値を上げた株式市場だが、いずれにしても環境が好転しているわけでもないのでまた株価は上下するだろう。問題はどの程度上げ下げをするのかと言うことだろうが、1万2800円から1万2400円程度か。1万3千円台への回復はしばらくお預けだろう。
そして原油価格の方は、
3連休明けの2日のニューヨーク原油先物市場は、ハリケーンによる米石油施設の被害が軽微だったことから供給不安が後退し、大幅に下落した。指標となるテキサス産軽質油(WTI)の10月渡しの価格は、連休前の8月29日の終値より5・75ドル安い1バレル=109・71ドルと、今年4月上旬以来、約5か月ぶりの安値で取引を終えた。朝方の時間外取引では、一時10ドルも急落し、1バレル=105ドル台半ばまで値下がりする局面もあった。
市場では、ハリケーン「グスタフ」のメキシコ湾岸への接近・上陸で石油施設が操業停止に追い込まれ、安定供給に支障が出るとの観測が広がっていた。しかし、影響は限定的だったことが確認され、一気に売りが強まった。
と遂に1バレル110ドルを割り込んだ。これが株価をやや押し上げたのかも知れないが、1バレル110ドルを割り込んだのは結構なことだ。この勢いで100ドルを切ってくれればなお結構なのだが、これはかなり難しいだろう。
最後に為替だが、
3日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は原油価格の下落を受けてドル買い・円売りが優勢となり、続伸した。午後5時現在は1ドル=108円89―92銭と前日(午後5時、108円29―32銭)比60銭のドル高・円安。原油の下落傾向が続いて投資資金がドルに振り向けられやすくなった。午前に発表されたオーストラリアの4―6月期GDPが予想を下回ったことでオーストラリアドルなどを売って円を買う動きが後押しされたが、ドル円への影響は限定的だった。ドル円は午後に一時109円台前半に上昇、その後も109円ちょうどを挟んだ水準でもみ合った。
とこれも原油価格と絡んでくるようだが、弱り目と祟り目のもみ合いなので大幅に上下することはないだろう。
そして今日はトヨタも三菱重工もしっかりと値を上げた。特に原油安の恩恵を受けたトヨタはかなり堅く値を上げている。三菱重工も超優良企業らしく良い値をつけた。
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