朝方こそ米株高で高寄りしたが、買いが続かず伸び悩んだ。日経平均株価は前日比15円29銭高の1万2768円25銭と、3日ぶりに小反発。東証株価指数(TOPIX)は同4.16ポイント安の1219.53と、3日続落した。
東証1部銘柄の36%が上昇し、下落は57%。出来高は13億8795万株、売買代金は1兆4577億円。東証の業種別株価指数(33業種)では、卸売業、情報・通信業、陸運業が値上がりした一方、銀行業、不動産業、鉄鋼が値下がりした。
米株高を好感した買いは前場寄り付きから10分ほどで早々と一段落。前場中盤、戻り売りに負けて日経平均株価が下げに転じた後は午後にかけてこう着状態に入り、大引けでわずかに値を戻した。東証1部の売買代金は1兆4577億円と節目とされる2兆円には遠く及ばず、「閑散に売りなし」との相場格言通り、売り急ぐ雰囲気はなかった。ただ、相場への影響力が大きい大手銀行株の軟化が市場心理を悪化させ、押し目買いが入らない一因となった。
売買代金の減少について、「売り物が枯れてきた兆候」と強気の見方もあるが、「株安で投資家が疲弊している証拠」との受け止め方が大勢だ。米株高というプラス材料に乗れなかったことで、「日経平均の1万2500円割れが濃厚になってきた」と、下値不安が強まっている。あす29日は消費者物価指数や鉱工業生産指数が公表される。物価上昇と生産活動低迷の同時進行が確認されれば、買い手不足は一段と鮮明になりそうだ。
何度も言うことになるが、この状況では買いは入らないだろう。そうかと言って売ろうにも高値で買った株は売るに売れず自然相場はこう着状態となるのだろう。
1万2500円割れが心配されているが、この状況では1万2500円を大きく割り込む状況もないとは言えない。当面は様子を見ながら細かな売り買いが続くのだろう。
そして原油価格は、
27日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル安や原油の需給逼迫(ひっぱく)懸念を背景に3日続伸して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は、前日終値比1.88ドル高の1バレル=118.15ドルで終了した。
とやや上昇している。ハリケーンシーズンで供給不足が予想されるので買いに走るのだろう。これが終われば落ち着くとの見方があるが、どうだろうか。1バレル110ドルから115ドル辺りで上下するのだろうか。
そして為替だが、
28日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、109円台後半での上値の重さから利食い売りが優勢となり、下落した。午後5時現在は1ドル=108円90―93銭と前日(午後5時、109円00―03銭)比10銭のドル安・円高。
ドルは午後、売りが優勢。米原油先物が1バレル=119ドルへ上昇したことや、利食い売りが下落要因となった。市場では「前日の米耐久財受注の好結果にもかかわらず110円台に乗せられず、買い疲れた印象。ドルは売り方向に傾いてきたようだ」との声があった。
という具合にドル安が進んでいる。これについては短期的との見方もあるが、ドルも110円前後でもみ合う展開になるのだろう。
今日のトヨタは昨日と変わらず、三菱重工は小緩んで終わった。この先も大きく株価が動くことはないだろう。所謂値が重いという状態だろうか。
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東証1部銘柄の36%が上昇し、下落は57%。出来高は13億8795万株、売買代金は1兆4577億円。東証の業種別株価指数(33業種)では、卸売業、情報・通信業、陸運業が値上がりした一方、銀行業、不動産業、鉄鋼が値下がりした。
米株高を好感した買いは前場寄り付きから10分ほどで早々と一段落。前場中盤、戻り売りに負けて日経平均株価が下げに転じた後は午後にかけてこう着状態に入り、大引けでわずかに値を戻した。東証1部の売買代金は1兆4577億円と節目とされる2兆円には遠く及ばず、「閑散に売りなし」との相場格言通り、売り急ぐ雰囲気はなかった。ただ、相場への影響力が大きい大手銀行株の軟化が市場心理を悪化させ、押し目買いが入らない一因となった。
売買代金の減少について、「売り物が枯れてきた兆候」と強気の見方もあるが、「株安で投資家が疲弊している証拠」との受け止め方が大勢だ。米株高というプラス材料に乗れなかったことで、「日経平均の1万2500円割れが濃厚になってきた」と、下値不安が強まっている。あす29日は消費者物価指数や鉱工業生産指数が公表される。物価上昇と生産活動低迷の同時進行が確認されれば、買い手不足は一段と鮮明になりそうだ。
何度も言うことになるが、この状況では買いは入らないだろう。そうかと言って売ろうにも高値で買った株は売るに売れず自然相場はこう着状態となるのだろう。
1万2500円割れが心配されているが、この状況では1万2500円を大きく割り込む状況もないとは言えない。当面は様子を見ながら細かな売り買いが続くのだろう。
そして原油価格は、
27日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル安や原油の需給逼迫(ひっぱく)懸念を背景に3日続伸して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は、前日終値比1.88ドル高の1バレル=118.15ドルで終了した。
とやや上昇している。ハリケーンシーズンで供給不足が予想されるので買いに走るのだろう。これが終われば落ち着くとの見方があるが、どうだろうか。1バレル110ドルから115ドル辺りで上下するのだろうか。
そして為替だが、
28日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、109円台後半での上値の重さから利食い売りが優勢となり、下落した。午後5時現在は1ドル=108円90―93銭と前日(午後5時、109円00―03銭)比10銭のドル安・円高。
ドルは午後、売りが優勢。米原油先物が1バレル=119ドルへ上昇したことや、利食い売りが下落要因となった。市場では「前日の米耐久財受注の好結果にもかかわらず110円台に乗せられず、買い疲れた印象。ドルは売り方向に傾いてきたようだ」との声があった。
という具合にドル安が進んでいる。これについては短期的との見方もあるが、ドルも110円前後でもみ合う展開になるのだろう。
今日のトヨタは昨日と変わらず、三菱重工は小緩んで終わった。この先も大きく株価が動くことはないだろう。所謂値が重いという状態だろうか。
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