米株安や原油価格反発など、外部環境の悪化を背景に幅広い銘柄に利益確定売りが出て、日経平均株価は前日比99円95銭安の1万2778円71銭、東証株価指数(TOPIX)は同9.90ポイント安の1229.35と、ともに反落した。
東証1部銘柄の61%が下落し、上昇は31%だった。出来高は13億4281万株、売買代金は1兆3769億円。東証の業種別株価指数(33業種)では、証券、商品先物取引業、その他金融業、小売業などの下げが目立った一方、ガラス・土石製品、パルプ・紙、輸送用機器などは上昇した。
前日の米国株は、金融不安の高まりや不動産市場の低迷から急落。東京市場も前場は指数先物主導でほぼ全面安となった。後場に入って、ドル円相場が1ドル=109円台後半とやや円安に振れると、自動車など輸出関連株の一角が下げ渋ったが、「買い戻し以上の買いは入らなかった」といい、マイナス圏の小幅なレンジ内でもみあったまま終わった。
信用問題が引き続き株価の重しとなっている上、国内企業の先行き業績も依然不透明。「株式市場は材料待ちの状態」といい、これを象徴するように、出来高、売買代金ともにきょうも低水準だった。総合経済対策や米国の国内総生産(GDP)確定値など今週末にかけては「材料」が控えているが、「経済対策も米国のGDP上方修正も、市場は相当織り込んでおり、インパクトはなさそう」との声が聞かれ、市場エネルギーの回復には時間がかかりそうだ。
利食い売りの早いこと、そして買い安感からの買戻しも早い。これで株価が上下しているが、先行き不透明で不安感が募るこんな時期ではこれも止むを得ないのかも知れない。
当面は株価もこんな動きだろう。基準ラインは1万3千円から1万2800円程度に引き下げた方が実情に合っているかも知れない。下手をすると1万2500円を割り込んで1万2300円から1万2400円辺りが基準となるかも知れない。
そして、もうすでに需要ではなく金融商品と化した原油価格は、
25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前週末比0.52ドル高の1バレル115.11ドルで取引を終えた。ドル相場などを材料にした買いが入った。
外国為替市場でドルが対ユーロで売り優勢で始まったことを受け、原油相場は朝方に116.06ドルまで上昇する場面があった。ロシアの上下両院が、ロシアとグルジアの武力衝突の背景となった南オセアニア自治州のグルジアからの分離独立の承認を大統領に求める決議を採択。米ロ関係悪化の思惑も買いを誘ったとの見方があった。
7月中旬以降、原油相場が大幅に水準を切り下げたことを受け、石油輸出国機構(OPEC)高官が9月の総会で減産に踏み切ることを示唆したと伝わったことも相場を下支えした。ただ市場参加者の多くが夏季休暇中で薄商いのなか、ドルが対ユーロで買われると原油が下げに転じるなど、方向感なくもみ合う場面も多かった。ガソリン、ヒーティングオイルは反発した。
とやや上昇しているが、投機筋の熱はやや冷めているようだ。
そして為替だが、
26日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は小反落。ドルは米金融不安を背景に下落したが、対資源国通貨で買い戻されたことから対円でも下げ幅を縮小した。午後5時現在は1ドル=109円79―82銭と前日(午後5時、109円94―97銭)比15銭のドル安・円高。ドルは夕方にかけて、じりじりと一時109円83銭まで上昇。夕方からは米欧の経済指標発表を待ち、109円台後半で小動きとなった。
とこれも押し合い、もみ合いに終始しているようだ。対ドル為替は米国金融不安の状況によって小刻みに上下するのだろう。
そして今日のトヨタは小安く動いた。午前中は大きく下げたんだろうが、午後は買戻しが入って値を戻したようだ。そしてそれは三菱重工も同じ値動きのようだ。こちらも小緩んだ株価だった。
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東証1部銘柄の61%が下落し、上昇は31%だった。出来高は13億4281万株、売買代金は1兆3769億円。東証の業種別株価指数(33業種)では、証券、商品先物取引業、その他金融業、小売業などの下げが目立った一方、ガラス・土石製品、パルプ・紙、輸送用機器などは上昇した。
前日の米国株は、金融不安の高まりや不動産市場の低迷から急落。東京市場も前場は指数先物主導でほぼ全面安となった。後場に入って、ドル円相場が1ドル=109円台後半とやや円安に振れると、自動車など輸出関連株の一角が下げ渋ったが、「買い戻し以上の買いは入らなかった」といい、マイナス圏の小幅なレンジ内でもみあったまま終わった。
信用問題が引き続き株価の重しとなっている上、国内企業の先行き業績も依然不透明。「株式市場は材料待ちの状態」といい、これを象徴するように、出来高、売買代金ともにきょうも低水準だった。総合経済対策や米国の国内総生産(GDP)確定値など今週末にかけては「材料」が控えているが、「経済対策も米国のGDP上方修正も、市場は相当織り込んでおり、インパクトはなさそう」との声が聞かれ、市場エネルギーの回復には時間がかかりそうだ。
利食い売りの早いこと、そして買い安感からの買戻しも早い。これで株価が上下しているが、先行き不透明で不安感が募るこんな時期ではこれも止むを得ないのかも知れない。
当面は株価もこんな動きだろう。基準ラインは1万3千円から1万2800円程度に引き下げた方が実情に合っているかも知れない。下手をすると1万2500円を割り込んで1万2300円から1万2400円辺りが基準となるかも知れない。
そして、もうすでに需要ではなく金融商品と化した原油価格は、
25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月物は前週末比0.52ドル高の1バレル115.11ドルで取引を終えた。ドル相場などを材料にした買いが入った。
外国為替市場でドルが対ユーロで売り優勢で始まったことを受け、原油相場は朝方に116.06ドルまで上昇する場面があった。ロシアの上下両院が、ロシアとグルジアの武力衝突の背景となった南オセアニア自治州のグルジアからの分離独立の承認を大統領に求める決議を採択。米ロ関係悪化の思惑も買いを誘ったとの見方があった。
7月中旬以降、原油相場が大幅に水準を切り下げたことを受け、石油輸出国機構(OPEC)高官が9月の総会で減産に踏み切ることを示唆したと伝わったことも相場を下支えした。ただ市場参加者の多くが夏季休暇中で薄商いのなか、ドルが対ユーロで買われると原油が下げに転じるなど、方向感なくもみ合う場面も多かった。ガソリン、ヒーティングオイルは反発した。
とやや上昇しているが、投機筋の熱はやや冷めているようだ。
そして為替だが、
26日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は小反落。ドルは米金融不安を背景に下落したが、対資源国通貨で買い戻されたことから対円でも下げ幅を縮小した。午後5時現在は1ドル=109円79―82銭と前日(午後5時、109円94―97銭)比15銭のドル安・円高。ドルは夕方にかけて、じりじりと一時109円83銭まで上昇。夕方からは米欧の経済指標発表を待ち、109円台後半で小動きとなった。
とこれも押し合い、もみ合いに終始しているようだ。対ドル為替は米国金融不安の状況によって小刻みに上下するのだろう。
そして今日のトヨタは小安く動いた。午前中は大きく下げたんだろうが、午後は買戻しが入って値を戻したようだ。そしてそれは三菱重工も同じ値動きのようだ。こちらも小緩んだ株価だった。
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