日経平均株価は前日比99円48銭安の1万2752円21銭、東証株価指数(TOPIX)は同8.84ポイント安の1224.53ととも3日続落。景気の先行き懸念は根強く、投資意欲が盛り上がらない中、軟調なアジア主要市場の株価指数や円相場の上昇で一段と警戒感が強まり、主力株を中心に売られた。東証1部の下落銘柄は65%、上昇は28%。出来高は15億7554万株、売買代金は1兆6430億円だった。
全33業種別の株価指数は、その他金融業、保険業、証券、商品先物取引業など金融株が下落率の上位に7月の貿易黒字額の減少幅が市場予想を大幅に上回ったことや、円高・原油高に伴う企業業績の悪化懸念を受け、日経平均はじり安歩調をたどった。手掛かり材料難から出来高、売買代金とも低調。主力株に買いが入りづらく、指数先物の売買に左右される展開で、前日比127円安の1万2723円まで値を下げる場面もあった。
日経平均は11日の直近高値から579円下落し、テクニカル指標面では値ごろ感が出ている。このため、節目水準である1万2700円に近づくと買い戻しから下げ渋ったが、この日の終値は2番底とされる1万2754円割れを回避できなかった。外国人に加え、新興企業市場の低迷で個人の投資マインドも冷え込んでいるだけに、当面買い手不在の状況は変わりそうになく、「日経平均は1万2500円程度まで値下がりする可能性もある」との指摘が聞かれた。
原油価格や為替はともかく景気が後退局面にあるのだから株価が下がるのは仕方がないだろう。1万2500円辺りまで下げてまた持ち直した方がすっきりするかも知れない。
当面、国内の景気の動向が定まるまで株価は1万3千円を基調に原油価格や為替、そして外国株の動きに左右されながら上下を繰り返すだろう。
その原油価格だが、
顔を出した半面、鉱業、石油・石炭製品、卸売業など資源関連の上昇が目立った。20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国とポーランドによる米ミサイル防衛(MD)配備協定の調印にロシアが強く反発しているとの報が伝わる中、地政学的リスクの浮上を背景に続伸、米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前日終値比0.45ドル高の1バレル=114.98ドルで終わった。
と値を上げているらしい。まあこの程度は当然織り込み済みだろうが、国際情勢まで絡んでくるとややこしい。しかしエネルギーは最重要戦略物資だから止むを得ないだろう。
そして為替だが、
21日朝方のロンドン外国為替市場の円相場は、原油相場の上昇を眺めてやや円高・ドル安地合いとなり、1ドル=109円近辺で推移している。午前9時現在は108円90銭~109円00銭と、前日午後4時(109円85~95銭)比95銭の円高・ドル安。
とこれも日本経済にとっては思わしくない。米国の金融システム不安がドルを売らせているのだろうか。米国も良く揺らぐ国だが、常に景気を先取りしている経済構造だからこれも止むを得ないだろう。
そして我がトヨタと三菱重工だが今日はさすがにどちらも小緩んだようで小幅ながら値を落としている。こんな時期だからこれも止むを得ないだろう。今後の国内景気の動向を見て行こう。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/
全33業種別の株価指数は、その他金融業、保険業、証券、商品先物取引業など金融株が下落率の上位に7月の貿易黒字額の減少幅が市場予想を大幅に上回ったことや、円高・原油高に伴う企業業績の悪化懸念を受け、日経平均はじり安歩調をたどった。手掛かり材料難から出来高、売買代金とも低調。主力株に買いが入りづらく、指数先物の売買に左右される展開で、前日比127円安の1万2723円まで値を下げる場面もあった。
日経平均は11日の直近高値から579円下落し、テクニカル指標面では値ごろ感が出ている。このため、節目水準である1万2700円に近づくと買い戻しから下げ渋ったが、この日の終値は2番底とされる1万2754円割れを回避できなかった。外国人に加え、新興企業市場の低迷で個人の投資マインドも冷え込んでいるだけに、当面買い手不在の状況は変わりそうになく、「日経平均は1万2500円程度まで値下がりする可能性もある」との指摘が聞かれた。
原油価格や為替はともかく景気が後退局面にあるのだから株価が下がるのは仕方がないだろう。1万2500円辺りまで下げてまた持ち直した方がすっきりするかも知れない。
当面、国内の景気の動向が定まるまで株価は1万3千円を基調に原油価格や為替、そして外国株の動きに左右されながら上下を繰り返すだろう。
その原油価格だが、
顔を出した半面、鉱業、石油・石炭製品、卸売業など資源関連の上昇が目立った。20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国とポーランドによる米ミサイル防衛(MD)配備協定の調印にロシアが強く反発しているとの報が伝わる中、地政学的リスクの浮上を背景に続伸、米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前日終値比0.45ドル高の1バレル=114.98ドルで終わった。
と値を上げているらしい。まあこの程度は当然織り込み済みだろうが、国際情勢まで絡んでくるとややこしい。しかしエネルギーは最重要戦略物資だから止むを得ないだろう。
そして為替だが、
21日朝方のロンドン外国為替市場の円相場は、原油相場の上昇を眺めてやや円高・ドル安地合いとなり、1ドル=109円近辺で推移している。午前9時現在は108円90銭~109円00銭と、前日午後4時(109円85~95銭)比95銭の円高・ドル安。
とこれも日本経済にとっては思わしくない。米国の金融システム不安がドルを売らせているのだろうか。米国も良く揺らぐ国だが、常に景気を先取りしている経済構造だからこれも止むを得ないだろう。
そして我がトヨタと三菱重工だが今日はさすがにどちらも小緩んだようで小幅ながら値を落としている。こんな時期だからこれも止むを得ないだろう。今後の国内景気の動向を見て行こう。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/