海外株高や円安基調など外部環境の落ち着きを背景に、幅広い銘柄が買い戻されてほぼ全面高の展開。日経平均株価は前日比208円34銭高の1万3367円79銭、東証株価指数(TOPIX)は同21.35ポイント高の1302.99と、ともに急反発した。東証1部銘柄の83%が上昇し、下落は12%だった。出来高は17億3676万株、売買代金は2兆0261億円。
業種別株価指数(全33業種)は鉱業、機械を除く31業種が上昇。水産・農林業、その他金融業、保険業、倉庫・運輸関連業の上げが目立った。
朝方には、米国株の大幅高を眺めて日経平均は前日比212円高まで上昇する場面もあったが、その後は頭打ちとなった。投資環境の改善で底堅い半面、ピークを迎えた四半期決算発表を見極めたいとの思惑から、「積極的に上値を買っていく状況にもなかった」ようだ。後場はこう着状態に陥り、わずか46円余りという極端に狭いレンジでもみ合った。
投資家の様子見姿勢を一段と強めたのが、前日の取引終了後に決算発表を行った家電メーカー2強。好決算の松下が5.5%上昇した一方、通期の純利益予想を下方修正したソニーは2.8%の下落と明暗が分かれた。このため、「決算が発表されるまで大型株には手を出せない」として、買い一巡後は物色の矛先が主力銘柄から小型株に徐々に向かった。
今日は外部環境の好転で株価は2百円以上も上げている。しかしやはり4-6月期決算を見極めたいという投資家の心理が働いたのか午後は上げ渋ったようだ。
先行きに対する不安感は外部環境の好転だけでは解消されないということか、それとも不安が不安を呼んで身動き出来ないのか、どうも後者のような感じがしないでもない。
それにしてもこの時期に大型株の買いに走るというのはなかなか勇気がいることだろう。どうしてももう少し先行きを見ていたいという心理が働くのも止むを得ないことか。
そして混乱の元凶である原油価格はというと、
29日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の9月渡し価格の終値は、前日比2・54ドル安の1バレル=122・19ドルと反落し、約2か月半ぶりの安値を付けた。7月11日に記録した取引途中の最高値147・27ドルと比べると、2週間余で約25ドル下落したことになる。
この日は一時、同4・31ドル安い1バレル=120・42ドルまで急落し、120ドル台割れ間近に迫った。 石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長が、産油国は供給を減らすべきではないとの見解を示したと伝えられ、市場で原油の需給逼迫(ひっぱく)感が後退した。ユーロや円など主要通貨に対するドル高の進行などから、売りが優勢となった。
という訳で1バレル120ドル割れ間近という状況になった。これはこれで結構なことだと思う。当面は120ドル割れとその価格の安定化に期待したい。
そして今日のトヨタは小高く上げている。苦しい状況だが、もう少し辛抱すれば減産と商品展開の切り替えが功を奏するようになるだろうから頑張って忍んでもらいたい。三菱重工も堅調に小高く上げている。これも結構なことだと思う。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/
業種別株価指数(全33業種)は鉱業、機械を除く31業種が上昇。水産・農林業、その他金融業、保険業、倉庫・運輸関連業の上げが目立った。
朝方には、米国株の大幅高を眺めて日経平均は前日比212円高まで上昇する場面もあったが、その後は頭打ちとなった。投資環境の改善で底堅い半面、ピークを迎えた四半期決算発表を見極めたいとの思惑から、「積極的に上値を買っていく状況にもなかった」ようだ。後場はこう着状態に陥り、わずか46円余りという極端に狭いレンジでもみ合った。
投資家の様子見姿勢を一段と強めたのが、前日の取引終了後に決算発表を行った家電メーカー2強。好決算の松下が5.5%上昇した一方、通期の純利益予想を下方修正したソニーは2.8%の下落と明暗が分かれた。このため、「決算が発表されるまで大型株には手を出せない」として、買い一巡後は物色の矛先が主力銘柄から小型株に徐々に向かった。
今日は外部環境の好転で株価は2百円以上も上げている。しかしやはり4-6月期決算を見極めたいという投資家の心理が働いたのか午後は上げ渋ったようだ。
先行きに対する不安感は外部環境の好転だけでは解消されないということか、それとも不安が不安を呼んで身動き出来ないのか、どうも後者のような感じがしないでもない。
それにしてもこの時期に大型株の買いに走るというのはなかなか勇気がいることだろう。どうしてももう少し先行きを見ていたいという心理が働くのも止むを得ないことか。
そして混乱の元凶である原油価格はというと、
29日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の9月渡し価格の終値は、前日比2・54ドル安の1バレル=122・19ドルと反落し、約2か月半ぶりの安値を付けた。7月11日に記録した取引途中の最高値147・27ドルと比べると、2週間余で約25ドル下落したことになる。
この日は一時、同4・31ドル安い1バレル=120・42ドルまで急落し、120ドル台割れ間近に迫った。 石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長が、産油国は供給を減らすべきではないとの見解を示したと伝えられ、市場で原油の需給逼迫(ひっぱく)感が後退した。ユーロや円など主要通貨に対するドル高の進行などから、売りが優勢となった。
という訳で1バレル120ドル割れ間近という状況になった。これはこれで結構なことだと思う。当面は120ドル割れとその価格の安定化に期待したい。
そして今日のトヨタは小高く上げている。苦しい状況だが、もう少し辛抱すれば減産と商品展開の切り替えが功を奏するようになるだろうから頑張って忍んでもらいたい。三菱重工も堅調に小高く上げている。これも結構なことだと思う。
日本ブログ村へ(↓)
https://novel.blogmura.com/novel_long/