日経平均株価は前営業日比19円02銭高の1万3353円78銭、東証株価指数(TOPIX)も同2.51ポイント上昇の1300.79と、ともに小反発。堅調なアジア株や原油価格の下落など海外環境が改善しつつある一方で、月末接近で様子見ムードも強かったため、方向感の定まらない展開となった。

東証1部の43%が上昇し、下落が49%だった。出来高は15億6766万株、売買代金が1兆7133億円。業種別株価指数(33業種)は、卸売業、その他金融業、石油・石炭製品、情報・通信業が上昇した一方、機械、輸送用機器が下落した。

前場は買い戻しが先行したものの、市場のエネルギーに乏しく、伸び悩む展開だった。後場に入っても、積極的に買い上がる動きは見られず、終始小幅な値動きが続いた。

米政府系住宅金融会社への支援策が議会で可決され、過度な米金融不安は後退したとみられる。一方で、6月の鉱工業生産や米4―6月実質GDP(国内総生産)など、国内外ともに注目の経済指標発表を間近に控え、「景気動向を見極める動きが強くなってきた」という。また、国内企業の4―6月決算発表も本格化しており、「企業の先行き業績を占う意味で、決算に熱い視線が注がれている」との指摘も聞かれた。投資家の注目は米金融不安から国内外景気、先行き業績にシフトしてきているようだ。

原油価格の下落や、為替相場の落ち着きから「下値は徐々に堅くなってきている」との見方もあるが、注目イベントを目前にして、しばらくは上値の重い展開が続きそうだ。

米国金融不安の後は国内外の景気先行き見通しへと移行したようだが、先行き不透明感から値動きが重いのは変わらないようだ。

原油価格の動向は明日からで今日はないが、これも気になるところだろう。景気先行きはあまり明るくはないので原油と為替は良い方に向かってくれるといいが。

今日はトヨタがまた下げた。逆風に次ぐ逆風では仕方がないところだろう。三菱重工は辛くも小高く上げている。1円だがそれでもこの時期貴重だろう。

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