連日の下落による値ごろ感から買い戻しが入り、日経平均株価は前日比6円24銭高の1万2760円80銭と4営業日ぶり小反発した。

一方、東証株価指数(TOPIX)は同3.84ポイント安の1249.28と4営業日続落。為替相場が依然円高に振れているなど、外部環境は悪化したままで、方向感は定まっていないようだ。東証1部の32%が上昇し、61%が下落した。出来高は19億0470万株、売買代金が2兆1075億円。業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、パルプ・紙、食料品が上昇した一方、鉱業、その他製品、不動産業が下落した。

後場に入ると、香港ハンセン指数がプラスに転じたため、切り返す動きもあった。しかし、「買い戻しの域は出ておらず、買い上がる意欲はない」ため、終日、もみ合い展開が続いた。

取引開始前の外資系証券13社経由の売買注文が10日連続の売り越しとなり、約5カ月ぶりの連続売り越し記録という。「外国人投資家の投資姿勢が変わり、売りに転じつつあるという見方も広がっている」といい、需給の悪化を懸念する声も聞かれた。

前日の原油先物指数が大幅反落したものの、「高値圏にあることに変わりはなく、今後も原油価格の下落が続くかは不透明」とし、価格動向を見極める必要があるとの見方が多い。また、欧米金融機関の4―6月期決算発表など注目イベントを目前にして、様子見ムードが強まっているため、商いはなかなか盛り上がらないようだ。

今日は辛うじて反発したが、微増と言う程度の反発でほとんど値を上げていない。原油は値を下げたものの先行き不透明、米国株安と景気減速、国内の景気も減速と先を見越せない要因ばかりが目についてしまう。

これでは買いに走る投資家はいないだろう。今後も不透明な状況は続くのだろうが、この先はどうなるか全く予想もつかない。見ているより他に方法はないのだろうが、せめて原油が価格を下げて安定してくれるといいと思うが。

今日はトヨタがまた下げた。米国景気減速、原油高で生産台数下方修正ということだが、これも止むを得ないだろう。しかしトヨタが4,640円などとは予想もしなかった。この先はハイブリッド車の生産増加と新興国への進出を図ると言うことだが、大きく伸びることはないにしてもまあトヨタなら何とかするだろう。

三菱重工は今日も堅く小幅ながら値を上げている。サブとして買っておいた三菱重工がこんなに頑張るとはこれもやはり予想しなかった。今日も、「頑張れ、三菱重工!」とエールを送っておこう。

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