自律反発狙いの買いが先行したが、景気の先行き不透明感から上値は重く、終日もみ合った末に日経平均株価は前日比7円60銭安の1万3822円32銭と6営業日続落した。東証株価指数(TOPIX)も同1.29ポイント安の1344.79と続落。方向感を欠く相場で、商いも低調だった。

東証1部上場銘柄の54%が下落し、上昇は40%だった。出来高は18億1739万株、売買代金は2兆0253億円。業種別株価指数(33業種)では卸売業、非鉄金属、ゴム製品、繊維製品などの下落が目立った一方、保険業、医薬品は上昇した。

連日の下落による自律反発機運の高まりで、前場は反発して始まったが、日銀短観など重要イベントを控え様子見ムードが強まった。アジア市場が総じて堅調だったため、後場入り直後には先物主導で上げ幅を広げる場面もあったが、買いは続かず、次第に売り優勢となった。

為替相場はユーロ高の方向に振れており、「市場の下支え要因になった」という。国内輸出企業の想定為替レートが1ユーロ=155円程度のため、「業績改善期待が広がりつつある」との声が聞かれ、買い安心感につながったようだ。

ただ、25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では、インフレ懸念に軸足を置く一方で、利上げ時期については示されておらず、「ドル安、原油高への不安が尾を引く形」となった。7月には欧米金融機関などの決算発表も予定されるなど、「様子見の材料は山積みで、月内はレンジ内でのさえない動きが続きそうだ」という。

今日は小幅ながら珍しく6日続落の株式市場となった。先行き不透明ということだが確かにそのとおりでこんな時期に大買いはしないだろう。

しかしやはり見ているのは米国市場の模様なのだろうか。為替は比較的落ち着いているようだが、やはり油の祟りか。まあ当面はこんなもので上への大きな動きはないだろう。

今日のトヨタは小幅に上げている。米国での生産縮小はやはり響いているのだろう。三菱重工は今日も値を下げた。米国のボーイングが下げているせいだろうか。ここでも米国頼みだろうか。

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