日経平均株価は前日比19円64銭安の1万3829円92銭と5営業日続落し、東証株価指数(TOPIX)同3.11ポイント安の1346.08と反落した。先行き景気や信用収縮に対する警戒感が根強く、投資意欲は積極化しにくい環境にある。

ただ、日経平均は200円超下落した後は急速に下げ渋った。安値拾いの買いが散見され、底値を固める展開だった。

東証1部銘柄の44%が値下がりした一方、上昇は50%。出来高は19億8471万株、売買代金が2兆1671億円。業種別株価指数(33業種)ではその他金融業、銀行業、不動産業の値下がりが目立ち、陸運業、海運業、倉庫・運輸関連業が上昇した。

平均株価は、上海株式市場の切り返しにつれ下げ渋った。前日の米国株安など背景に先物主導で、23日に付けた直近ザラバ安値(1万3667円84銭)を下回る場面があった。しかし、安寄りした上海株が上昇に転じた上、500億円強成立した昼の時間外取引で「機関投資家の買い注文が目立った」ことから、買い戻し機運が急速に高まった。

最近の下落で売り飽き気分が強まり、「今後は自律反発機運が台頭しやすい」ため、売方の腰も据わらないのが実情のようだ。もっとも、日経平均が一気にプラス圏に浮上できないところが、「盤石でない地合い」を物語っている。

7月下旬までは、日銀の企業短期経済観測調査(短観)や欧米金融機関、国内企業の4―6月期決算の発表が予定されるなど、「結果の見極めが必要なイベントが目白押し」。市場エネルギーの低迷も続いており、「しばらくは不安定な値動き」を強いられそうな雰囲気だ。

下げ渋りもこれで5日連続の下落となった株式市場だが、こんな時期、あまり積極的に買いに走ろうとは思わないだろう。当面様子を見ようと思うのが常道だろうが、やはり下げてくると買得感も心をくすぐり買いも入るので下げ渋るというところか。

当分はこんな状態で推移するのだろうが、もう少し威勢が良くなってくれないと買い意欲も殺がれることだろう。それでも資金とその運用に余裕があれば買っておいても悪いということもないだろう。為替も安定していることだし、原油も増産が決まった。あとは米国株の動きだけか。

今日はまたトヨタが緩んだ。 三菱重工も下げている。今売り買いをするつもりはないがやはり上がってくれた方が気持ちが良いことは確かだ。

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