日経平均株価は前日比7円91銭安の1万3849円56銭と小幅に4営業日続落した半面、東証株価指数(TOPIX)は同1.26ポイント高の1349.19と4営業日ぶりに小反発した。様子見姿勢が強く、短期売買を中心に方向感の定まらない展開が続いた。

東証1部では全体の41%が下落、上昇銘柄は53%。出来高は16億2959万株、売買代金は1兆7292億円。全33業種別の株価指数はゴム製品、鉄鋼などが下落した半面、卸売業、保険業などは上昇した。

24、25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に早くも様子見気分が強まった。市場では「利下げ休止で政策金利を据え置き、声明文ではインフレ警戒姿勢をにじます」とみられているが、結果発表後のドル相場と原油先物市場の反応に警戒感が強く、「上値を積極的に買う動きはない」という。

この日は、月末の動きにくさも意識され、積極的な売買は見送られた。米国で24日に発表される住宅価格指数の動向を見極める雰囲気もあり、東証1部の売買代金は今年最低を更新した。日経平均の値動きも午後は84円にとどまり、午前の139円からさらに小幅となった。

ただ、日経平均は前日までの3日間で4.1%(595円)下落、「値ごろ感が出てきた」ため下値も限られた。

為替はそこそこ、米国市場の下落と増産が決まったものの原油の行く先はまだ不透明、そんな状況で買い控えが先行したようだ。

このくらい落ちてくると今度買い得感から買いが入って上昇に転じるのだろうがおそらく小幅な上昇となるだろう。平均株価で1万4千円を睨んだせめぎ合いが続きそうだ。

今日はトヨタが売られて値を下げた。三菱重工も小幅に下げてしまったがこの展開では止むを得ないところか。週後半の展開に期待しよう。

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