海外株安や円高進行など、外部環境の悪化が嫌気されてほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は前日比322円65銭安の1万4130円17銭と急反落。東証株価指数(TOPIX)は同34.04ポイント安の1375.60と5日ぶりの大幅安。

東証1部の下落銘柄は86%に達し、上昇は9%にとどまった。出来高は21億2494万株、売買代金は2兆1737億円。業種別株価指数(全33業種)は、鉱業とその他製品を除く31業種が下落。証券、商品先物取引業、その他金融業、ゴム製品、銀行業、不動産業の下げが目立った。

米国株安の流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。前日時点の25日移動平均1万4155円を割り込んだところでいったんは下げ渋ったが、午後に入って先物主導で再び下値を試す展開となった。下げ幅は一時380円を超え、あと約70円で4日ぶりの1万4000円割れという水準まで売り込まれた。TOPIXは4日ぶりに終値で1400ポイントを下回った。

市場では、信用収縮懸念は「長期化が避けられない」との警戒感が台頭。国内景気の先行き不透明感も強まっている。この日の急落で、日経平均は直近安値の1万3888円から前日までの上げ幅564円のうち、約57%を吐き出した格好で、「1万4000円台と戻り歩調を維持できるかの分かれ目に差し掛かっている」との見方が聞かれた。

悲観と楽観が交錯する株式市場だが、昨晩米国市場が急落したので今日は落ちると思ったらやはり大きく落ち込んだ。落ちると思っていたので大きく落ち込んでもどうということもないが1万4千円台すれすれまで落ち込むと悲観論も大きくなるかも知れない。

市場とそれを取り巻く環境が混沌としていることは間違いないことなので状況を静観する以外には何ともし難いだろう。この先環境不況などというものが出現するのかも知れない。

今日のトヨタはやはり落ち込んだ。またそれ以上に三菱重工が落ち込んでいる。これまで高値を更新し続けて来たので利益確定売りにはもって来いなのだろう。これも止むを得ないことではある。

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