日経平均株価は前営業日比380円64銭高の1万4354円37銭、東証株価指数(TOPIX)は同30.12ポイント高の1401.69とともに続急伸した。

海外株高など良好な相場環境を背景に先物主導で上昇幅を広げた。14日閉幕した主要8カ国(G8)財務相会合後も、為替相場が1ドル=108円台前半で安定。輸出関連株への買い戻しが日経平均を押し上げた。

東証1部銘柄の76%が上昇した一方、値下がりは18%。出来高は18億8898万株、売買代金が2兆1481億円。業種別株価指数(33業種)では海運業、不動産業、商社株が含まれる卸売業の値上がりが目立ち、鉱業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品は下落した。

平均株価は取引開始直後から上伸し、アジア各国株式市場が堅調に始まった後場の取引で一段高となった。前週末の米国株が急伸し、「底入れ感が強まった」中でのアジア株高で、買い戻しが一段と加速した格好だ。

前週末まで8営業日続落していた上海総合株価指数の反発は、「投資家の不安心理を和らげる」との見方から、下値不安感の後退につながった。

ただ、買い戻しが一巡した後は高値圏でのこう着状態に陥り、勢いが失速した感も否めない。売買代金が2兆円強にとどまるなど市場エネルギーは依然として低水準。

株高が目立った銘柄の中には、この日上場した「TOPIXコア30先物」の構成銘柄が多く、「先物主導による真空地帯の上昇」と、冷めた声も聞かれた。

市場関係者からは、「このまま戻りを試すには今週中に発表が相次ぐ米金融機関の3―5月期決算を確認する必要がある」との見方も浮上している。

株価は予想が上げなら下がる、下げなら上がるようだ。1万5千円を狙うと言った楽観ムードは消え去ったというと大幅に上げる。どうもなかなか株価の動きの予想が難しいようだ。

しかし、どうも外国市場などの周囲の状況に引き摺られている感が否めない。国内の産業は特段悪いわけでもなさそうだが、米国株が下がると釣られて下がってしまうし、アジア株も同様だ。

これに原油高や為替の動きが加わるので余計に先読みが難しいのだろう。まあ相場というのは投資家の心理で動くようなのでこれも仕方がないのかも知れない。

今日はトヨタが上げた。やっと原価割れを解消した格好だ。三菱重工は何とも手堅く上げている。デイトレーダー的に言えばこの辺りが売り時かも知れないが、まあ、このまま持っていよう。

株は流動的なものである程度動いてこそ企業にもメリットがあるのかも知れないが、何しろ口数が微微たるものだから持っていても良いだろう。

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