12日の東京株式市場は大幅反落。日経平均株価は前日比294円88銭安の1万3888円60銭、TOPIXは同26.89ポイント安の1363.14で取引を終えた。終値で1万4000円台を割り込んだのは5月28日以来11営業日ぶり。
株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を週末に控えているわりには、東証1部の出来高が概算で22億1946万株、売買代金は2兆4563億円と商いに厚みを増した。
午前の取引は前日のNYダウ平均が3日ぶりに大幅反落、ナスダックも4日続落だったことを受けてほぼ全面安で始まった。中国・上海の7日続落を始めとしたアジアの株式市場の軒並み下落が伝えられると10時31分には安値1万3837円をつけた。
上海総合が2925.94ポイントと3.3%下落したほか、深センが2.4%下落、台湾が3.1%下落、韓国が1.7%下落、インド・モンバイが2.4%下落、シンガポールが2.1%下落。前引けは1万3861円70銭。前引け後には約3400億円もの大量のバスケット取引が執行された。
「買い決めが優勢だったのではないか」という見方もあるが真偽のほどは定かではない。大口成り行き注文は、売りが6770万株、買いが3290万株で3480万株の売り越し。
自動車、電機、商社、銀行、機械、通信、小売りと幅広い業種に売り物があった。午後の取引は1万3820円と40円安でスタート。小口の買い物が殺到し1万3930円まで持ち直したが、12時44分には再び売られ、その後はもみあい、八方ふさがり的な値動きとなった。
業種別では東証33業種のうち全33業種が値下がり。騰落率で最大は鉄鋼の4.97%マイナスで次は海運の4.77%マイナス。保険、精密も3%台と値下がり率が大きい。
個別銘柄ではJPモルガンが中立からオーバーウェイトに見通しを変えて株価目標を1万円から1万3000円に引き揚げた京セラが大幅高。野村證券が株価見通しを上げた横河ブリッジホールディングス、川田工業、PS三菱などの橋梁株が小じっかり。トヨタ自動車の次世代電池開発報道を受けて、古河電池もいい。
低位材料株では石川製作所、兼松日産農林、ライト工業の伸びも目立った。日本水泳連盟が北京五輪の競泳代表選手に英スピード社の水着着用を解禁したことを受けて昨日ストップ高となったスピード社の競泳水着「レーザー・レーサー」の国内代理店、ゴールドウインは6日続伸で今日もストップ高。15円逆日歩の踏み上げが継続している。
一方、スピード社の靴下を取り扱っていることで連想買いを昨日誘ったアツギには利益確定の売りが殺到した。5月末の空室率がプラス0.26ポイントの3.29%となったことでゴールドクレストなどの新興不動産株も軟調だった。
原油の先高感が引き金になってインフレ懸念が広がっており、様子見ムードの一方で新たなマイナス材料に敏感に株価が反応する展開が続く可能性もある。
米国株が下落すると日本の株式市場も連動して下落する。平均株価は遂に1万4千円を割り込んだ。為替は円安に振れているようだが、原油高に歯止めがかからないのが嫌気されているのだろうか。先週末の予想では1万4千円を割り込むという場面はなかったが、株価はどう動くか分からない。
今日はトヨタも三菱重工も大きく値を下げた。特にこのところ好調だった三菱重工は利益確定売りが殺到したのかこのところではないくらいに値を下げている。しかし環境産業は好感されているのでまた値を上げてくるだろう。
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株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を週末に控えているわりには、東証1部の出来高が概算で22億1946万株、売買代金は2兆4563億円と商いに厚みを増した。
午前の取引は前日のNYダウ平均が3日ぶりに大幅反落、ナスダックも4日続落だったことを受けてほぼ全面安で始まった。中国・上海の7日続落を始めとしたアジアの株式市場の軒並み下落が伝えられると10時31分には安値1万3837円をつけた。
上海総合が2925.94ポイントと3.3%下落したほか、深センが2.4%下落、台湾が3.1%下落、韓国が1.7%下落、インド・モンバイが2.4%下落、シンガポールが2.1%下落。前引けは1万3861円70銭。前引け後には約3400億円もの大量のバスケット取引が執行された。
「買い決めが優勢だったのではないか」という見方もあるが真偽のほどは定かではない。大口成り行き注文は、売りが6770万株、買いが3290万株で3480万株の売り越し。
自動車、電機、商社、銀行、機械、通信、小売りと幅広い業種に売り物があった。午後の取引は1万3820円と40円安でスタート。小口の買い物が殺到し1万3930円まで持ち直したが、12時44分には再び売られ、その後はもみあい、八方ふさがり的な値動きとなった。
業種別では東証33業種のうち全33業種が値下がり。騰落率で最大は鉄鋼の4.97%マイナスで次は海運の4.77%マイナス。保険、精密も3%台と値下がり率が大きい。
個別銘柄ではJPモルガンが中立からオーバーウェイトに見通しを変えて株価目標を1万円から1万3000円に引き揚げた京セラが大幅高。野村證券が株価見通しを上げた横河ブリッジホールディングス、川田工業、PS三菱などの橋梁株が小じっかり。トヨタ自動車の次世代電池開発報道を受けて、古河電池もいい。
低位材料株では石川製作所、兼松日産農林、ライト工業の伸びも目立った。日本水泳連盟が北京五輪の競泳代表選手に英スピード社の水着着用を解禁したことを受けて昨日ストップ高となったスピード社の競泳水着「レーザー・レーサー」の国内代理店、ゴールドウインは6日続伸で今日もストップ高。15円逆日歩の踏み上げが継続している。
一方、スピード社の靴下を取り扱っていることで連想買いを昨日誘ったアツギには利益確定の売りが殺到した。5月末の空室率がプラス0.26ポイントの3.29%となったことでゴールドクレストなどの新興不動産株も軟調だった。
原油の先高感が引き金になってインフレ懸念が広がっており、様子見ムードの一方で新たなマイナス材料に敏感に株価が反応する展開が続く可能性もある。
米国株が下落すると日本の株式市場も連動して下落する。平均株価は遂に1万4千円を割り込んだ。為替は円安に振れているようだが、原油高に歯止めがかからないのが嫌気されているのだろうか。先週末の予想では1万4千円を割り込むという場面はなかったが、株価はどう動くか分からない。
今日はトヨタも三菱重工も大きく値を下げた。特にこのところ好調だった三菱重工は利益確定売りが殺到したのかこのところではないくらいに値を下げている。しかし環境産業は好感されているのでまた値を上げてくるだろう。
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