日経平均株価は前日比162円31銭高の1万4183円48銭、東証株価指数(TOPIX)も同6.83ポイント高の1390.03と、ともに3日ぶりに反発した。上海株の下げ渋りや香港株の切り返しで下値警戒感が後退し、円安を受けて輸出関連銘柄が買い直された。

東証1部全体では上昇は42%にとどまり、下落の49%を下回った。出来高は21億6443万株、売買代金は2兆3313億円。業種別株価指数は、輸送用機器、電気機器などが上げた半面、鉱業、不動産業、その他金融業などは下げた。

日経平均は、円安に支えられて次第に底堅さを増す展開となり、前日に割り込んだ25日移動平均を再び上回った。

円安が進むと株価も上昇する相関性が指摘されているが、ここ数日は「円安が株価全体を押し上げる力が弱まっている」面も出ている。

米当局がインフレ期待を抑制しようと、原油先物の買いを誘発するドル安のけん制に動いたことが円安要因なだけに、「インフレが懸念される米経済の先行き不透明感」を嫌う声がある。

もっとも、前週末の米失業率悪化や10日の上海株急落で雰囲気が悪化し、「間の悪い」場面で円安が進んだ面もある。この日は、アジア主要株が持ち直し、時間外取引で米国株指数先物が上昇すると、「円安に改めて着目する動きが出た」ようだ。

今日は円安に助けられて株価は上昇した。しかしここ3日は大きく落ちたので買得感から値を上げるというお定まりのパターンだろう。

どう見ても特段の好材料もないし、そうかといって大きく下げる悪材料もない。米国株価、対ドル為替、原油価格など外的要因で上下するという状況はここ当分は変わらないだろう。

今日はトヨタは買いが入って値を上げた。三菱重工は相変わらず底堅く上げている。そう言えば株主総会の案内が来ていた。株主になった実感がして悪いものではない。

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