日経平均株価は前日比230円97銭安の1万4209円17銭、東証株価指数(TOPIX)も同17.66ポイント安の1407.44とともに4営業日ぶり急反落。

短期的な上昇ピッチの速さに対する警戒感が強まる中、海外株安や為替の円高を受けて利益確定売りを急ぐ動きが広がり、ほぼ全面安となった。

東証1部上場銘柄の82%が下落し、上昇は13%だった。出来高は22億8073万株、売買代金は2兆7595億円。東証の業種別株価指数は33業種すべて下落し、不動産業、海運業、石油・石炭、建設業、繊維製品、金属製品などの下落が目立った。

欧米の金融機関で格下げやトップ辞任、業績悪化などの悪材料が相次ぎ、信用収縮懸念が再燃。東京市場は売り先行後、為替がやや円安方向に戻したため下げ渋る場面もあったが、ドル売りの動きが出ると再び売り優勢となり、後場中盤にかけて一段安となった。

信用不安は峠を越えたとの見方が多く、「3月17日を安値とする相場の方向感は変わっていない」ようだ。ただ、原油価格の高止まりなどインフレ圧力が依然残り、円高でこのところ出ていた輸出企業の業績上方修正期待も後退するなど、実体経済には懸念材料も多い。

今週末にかけて米国では雇用統計など重要経済指標の発表を控えている上、来週は指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出も予定されており、「回復傾向をたどっていた市場エネルギーが低下すれば、再び指数先物の動きに左右されやすくなる」との声も聞かれた。

環境の悪化を背景にって環境なんて良くもなっていないだろうに。外国の市場や為替などがちょっと好転すると買いが入り、ちょっと下落すると売りに端って株価が下がる。

短期的な上昇ピッチも何も上昇も下落も短期ピッチじゃないか。何とも底の浅い株式市場だなあ。浅いのは株式じゃなくて投資家かも知れないが。まあ損をしては始まらないので神経質にもなるのだろう。

今日のトヨタは小緩んだ。しかし株式全体の下げ幅から見ればまだ良いのかも知れない。それに引き換え三菱重工は今日も堅く株価を上げて連日新高値更新の勢いだ。環境事業が好まれているのだろうか、極めて底堅い株価上昇振りだ。

しかし、値が上がったからと言っても持っていては儲けにならないので本当ならこの辺で利益確定と行くんだろうがまあもう少し持っていよう。MRJが見えるまで。

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