日経平均株価は前営業日比101円60銭高の1万4440円14銭、東証株価指数(TOPIX)は同16.96ポイント高の1425.10と、ともに3営業日続伸。

原油高や円高の一服期待を背景に下値不安が後退し、内外需の主力株に買いが入った。日経平均は約5カ月ぶりの高値をつけ、TOPIXは年初来高値を更新した。

東証1部の上昇銘柄は59%、下落は34%。出来高は22億6430万株、売買代金は2兆7828億円。全33業種別の株価指数は金融関連と海運業、輸送用機器など24業種が上昇した半面、医薬品、金属製品などは下落した。

後場の東京株式市場は、金融株の上昇が寄与し、平均株価が前週末比101円60銭高の1万4440円14銭と3日続伸した。

上海、香港などアジア株式市場の堅調推移を背景に、後場寄りから買い優勢となり、平均株価は一時122円高まで上げ幅を拡大した。

その後は、1万4400円を挟んで方向感に乏しい展開。現地2日に5月米ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数などの発表を控え、上値追いに慎重な中で、先物市場への大口売りを機に上げ幅を縮小する場面があったが、証券・保険・銀行など金融株が上げ基調を強め、指数押し上げに貢献した。

市場からは、「金融株の上昇は、相場環境の落ち着きやインフレに伴う将来的な利上げ期待などが背景。ただ、直近で売り直した向きの買い戻しにすぎない。全体では依然として上値が重く、1万4500円突破にはボリュームの増加が不可欠だ。まずは今週発表が相次ぐ米経済指標を確認してから、次を考えるところだろう」との声が聞かれた。

原油価格の下落、ドル為替の安定など環境の一服で株価は週末を挟んで3日続伸となった。ここまでは何度もあるパターンなのだがこの上が重いようだ。

この辺りまで上げてくるとどうしても利益を確定して少しでも甘い汁を吸いたい気持ちも出てくるのだろう。明日か明後日には利食い売りが入って株価を落とすだろうと思うがどうだろう。この先買い進むと言っても特段の好材料もないのだから上がったところで利益を確定しておきたいというのが本音だろう。

それで確定しておいたところでまた株価が下がった時期を見計らって買いに回って値上がりを待てば良いのだから。株価が小刻みに上下を繰り返す時はこんな手もあるのだろう。

今日はトヨタが上げた。三菱重工は連日新高値更新の勢いだ。三菱はこの辺で売ってしまえばそれなりに利益が出るのだが目先の利益に走らずに長く持つというのが大方針なので当面は様子を見よう。

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 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1018、値下がり586。出来高は22億6430万株。売買代金は2兆7828億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台前半(5月30日終値は1ドル=105円44銭)で取引されている。