海外株安や為替相場の円高など外部環境の悪化を背景に全面安となり、日経平均株価は前営業日比322円01銭安の1万3690円19銭と、3営業日ぶり急反落。東証株価指数(TOPIX)も同32.51ポイント安の1344.18と続急落。

東証1部上昇銘柄の85%が下落し、上昇は11%にとどまった。出来高は18億1844万株、売買代金は2兆0340億円。東証の業種別株価指数は33業種がすべて下落し、保険業、その他金融業、証券業、ゴム製品、石油・石炭、鉱業などの下げが目立った。

米株安など外部環境悪化を受け、前場は軟調な値動きとなった。前場終盤から取引が始まったアジア市場も軒並み安となったため、指数先物に大口の売りが続き下げ幅を拡大。

後場に入って為替がやや円安に振れたため、買い戻しが入って下げ渋る場面もあったが、買いが一巡すると再び売りが優勢となった。月末が近い上、今夜は米英市場が休みということもあって、商いは盛り上がりを欠いた。

原油高による企業業績悪化懸念に加え、米住宅価格の下落を受けて、信用リスク再燃への警戒感も拡大するなど、「不安材料が増している」との声が聞かれた。

増配など企業が株主還元策を強化する中、株価が下落したことで割安感は一段と強まっており、下値も限定的だったが、新たな買い手がかりは見当たらず、明日以降も上値の重さを意識する場面が多そうだ。

落ちても不思議はないがかなり大幅に下落したようだ。米国株安、原材料の高騰、アジア株の軟調、原油高そして為替不安と好材料は全くないので売りに走っても仕方がないところだろう。

しかしこのところの外部的な要因は特に変わりがないので土曜の米国市場下落を嫌ったのかも知れない。これだけ大きく落とすとまた買い得感から買いが入って1万4千円あたりまで回復するのが最近の傾向だが今回はどうだろう。これ以上大きく落とすこともないと思うが。

今日はトヨタは5千円台を割り込みそうなところまで落ちた。自動車も鉄鋼の高騰で値上げをせざるを得ないようだがその辺が嫌われたのだろうか。好調な三菱重工も今日は下げて終わった。

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