日経平均株価は前日比233円79銭安の1万3926円30銭、東証株価指数(TOPIX)も同29.75ポイント安の1370.09と、ともに大幅続落。前日の米国株安やアジア主要株式市場の下落、円高進行といった相場環境の悪化を受け、利益確定売りに押された。低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題の長期化懸念も投資家心理を圧迫している。
東証1部銘柄の80%が下落し、上昇は16%だった。出来高は23億6486万株、売買代金が2兆5811億円。業種別株価指数(33業種)では、不動産、海運、銀行、その他金融が大幅低下した一方、値上がりは鉱業、水産・農林、食料品の3業種のみ。
歯止めの掛からない原油相場の高騰を背景にしたインフレ懸念の増幅で、米国株が急落。アジア主要株式市場がつれ安した上、円高進行など「投資家心理を冷え込ませる要因が続出」し、日経平均株価は一時300円超値下がりした。
投資マインドの停滞に追い打ちをかけたのが、サブプライムローン問題の根深さに対する警戒感だ。米国の有力アナリストが信用危機の長期化を警告した上、「米大手金融機関が新たに損失を計上する可能性がある」との一部報道も加わり、和らぎかけた信用不安が再び頭をもたげ始めた。
この日は、最近の底堅い相場展開を下支えし、「強気心理のよりどころ」となっていた商社、鉄鋼株もさえない値動き。市場関係者からは、「米国株の動向次第だが、3月中旬からの戻り局面は終了した感がある」と、弱気の声も上がっていた。
1万4千円は底を固めたという予想はあっさりと崩れ去り平均株価は1万4千円を割り込んだ。米国株安と原油高騰が拍車をかけ、利食い売りで急落した格好のようだ。
米国の景気後退は歯止めがかかったと言う見方もあれば逆に先が見えないという見解もある。どう動くかは分からないが、サブプライムローン問題は解決を見たという米国でも投資家心理が株価を左右しているのだろう。
株価が底を打ったとか上昇傾向で底堅いなどと言ってみても株価はまるで形のない生き物のように自由自在に変動するようだ。それを見据えて売り買いをして利益を出すのはなかなか容易なことではないかも知れない。
今日のトヨタは全く冴えたところなく下落した。これも利食い売りの影響だろう。逆に地道に値を上げている三菱重工は今日も小幅ながら株価を上げた。これで5百円台回復は目前となったがこれも利食い売りに叩かれるのだろうか。
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東証1部銘柄の80%が下落し、上昇は16%だった。出来高は23億6486万株、売買代金が2兆5811億円。業種別株価指数(33業種)では、不動産、海運、銀行、その他金融が大幅低下した一方、値上がりは鉱業、水産・農林、食料品の3業種のみ。
歯止めの掛からない原油相場の高騰を背景にしたインフレ懸念の増幅で、米国株が急落。アジア主要株式市場がつれ安した上、円高進行など「投資家心理を冷え込ませる要因が続出」し、日経平均株価は一時300円超値下がりした。
投資マインドの停滞に追い打ちをかけたのが、サブプライムローン問題の根深さに対する警戒感だ。米国の有力アナリストが信用危機の長期化を警告した上、「米大手金融機関が新たに損失を計上する可能性がある」との一部報道も加わり、和らぎかけた信用不安が再び頭をもたげ始めた。
この日は、最近の底堅い相場展開を下支えし、「強気心理のよりどころ」となっていた商社、鉄鋼株もさえない値動き。市場関係者からは、「米国株の動向次第だが、3月中旬からの戻り局面は終了した感がある」と、弱気の声も上がっていた。
1万4千円は底を固めたという予想はあっさりと崩れ去り平均株価は1万4千円を割り込んだ。米国株安と原油高騰が拍車をかけ、利食い売りで急落した格好のようだ。
米国の景気後退は歯止めがかかったと言う見方もあれば逆に先が見えないという見解もある。どう動くかは分からないが、サブプライムローン問題は解決を見たという米国でも投資家心理が株価を左右しているのだろう。
株価が底を打ったとか上昇傾向で底堅いなどと言ってみても株価はまるで形のない生き物のように自由自在に変動するようだ。それを見据えて売り買いをして利益を出すのはなかなか容易なことではないかも知れない。
今日のトヨタは全く冴えたところなく下落した。これも利食い売りの影響だろう。逆に地道に値を上げている三菱重工は今日も小幅ながら株価を上げた。これで5百円台回復は目前となったがこれも利食い売りに叩かれるのだろうか。
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