円高一服を背景に買い戻しが入り、日経平均株価は前営業日比88円02銭高の1万3743円36銭、東証株価指数(TOPIX)は同1.03ポイント高の1342.79と、ともに3営業日ぶりに反発した。日経平均は前週末までの2日間で約450円値下がりしたため、高値警戒感が後退する形で押し目買い意欲も高まった。

東証1部銘柄は上昇と下落がともに47%。出来高は15億9980万株、売買代金が2兆0392億円。業種別株価指数(33業種)では、その他金融、食料品、医薬品の値上がりが目立った一方、証券、鉄鋼、非鉄金属は低下した。

12日後場で東京株式市場は、上げに転じ、平均株価が前週末比88円02銭高の1万3743円36銭と3日ぶりに反発した。

為替市場で「ドル不足観測から、ドルに買い戻しの動き」との指摘が聞かれ、ドル高・円安に進んだことを受け、先物市場に500枚単位の大口買いが入り、後場寄りから平均株価はプラス転換。債先売り・株先買いの動きや、複数の低位大型株に大口の大引け成り行き買い注文が入るとの観測もあり、平均株価は上げ幅100円超まで拡大した。

「中国国家統計局が現地12日に発表した4月消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.5%上昇と高めだったことを受けて、中国株売り・日本株買いの期待もあるのでは」との見方もあった。

買い一巡後は上値の重い展開となったが、高値圏を維持した。ただ、出来高が15億株台にとどまるなど商いは低調だった。

市場からは、「後場は円安や債券安などを背景に短期的な需給要因で先物への買い圧力が強まった格好だ。25日移動平均線を保ったことで戻り歩調は維持との見方もできるが、1万4000円水準では上値を抑えられる可能性が高い。

外部環境次第ながらもう一段の調整も視野に入れておいたほうが良いだろう」との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり808、値下がり803。出来高は15億9980万株。売買代金は2兆392億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円台前半(9日終値は1ドル=103円08銭)で取引されている。

下がり切れば買いが入って小さく上げる。この傾向がずっと続いている。大きく上げるほど好材料もない代わりに大きく下げるほど悪材料もないと言ったところでほどほどまで下げ切ると買い得感から買いが入りそれで少しばかり値を戻すと利食い売りが入って値を下げるのがこのところ続いているパターンだ。このパターンは大きな転換期が来ない限り当分続くのではないだろうか。

今日もトヨタ、三菱重工とも小緩んだというか小幅に下げた。午前中、トヨタは大きく下げたが午後の買戻しで値を戻したようだ。もう少し頑張って欲しいがどうもこのレベルを言ったり来たりしそうだ。

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