アジア市場高を眺めてしっかりに推移し、日経平均株価は前日比31円34銭高の1万3579円16銭、東証株価指数(TOPIX)は2.93ポイント高の1314.39と、ともに小反発した。

 東証1部の上昇銘柄は50%、下落は41%。出来高は17億0157万株、売買代金は2兆0761億円。業種別株価指数(33業種)は、鉱業、石油・石炭、海運業、鉄鋼が上昇した一方、保険、電気・ガス業、空運業が下落した。

 このような外部環境の落ち着きを反映し、日経平均株価は先物主導で堅調地合いを保った。銀行や不動産株の上昇で買い安心感が広がり、一時170円高となった。商いが盛り上がりに欠け上昇力は限られたが、その後も高値圏でもみ合った。

 市場の関心は、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンに関連した信用収縮問題から、同国景気の動向に移りつつある。市場に安心感を与えている現在のドル高は「米景気が今年後半に持ち直すことを前提にした一時的な現象」との不安もくすぶる。

 原油先物相場が過去最高値を更新し続ける中で、市場が米経済にインフレに注目すれば、為替相場、株式相場の波乱要因になりかねない。

 今後本格化する国内企業の決算については、3月に急激なドル安・円高が進んだため、「2009年3月期業績が厳しいことを市場は織り込みつつある」との見方がある。このため、株式相場は為替相場の動向に神経をとがらす展開になるとの見方が多い。

何とも米国市場とドル頼みの日本の株式市場だこと。どうもこの先も小刻みに相場が上下する状況は変わりそうもない。特段積極的に買いに走る要因もないことだしそうかといって大きく沈み込むほどのこともない。

しかし企業の業績を良く見てそれを株価に反映して欲しいところだ。トヨタは今日も下落したがどうしてトヨタが落ちるのか。業績好調な世界でもトップクラスの企業なのに。もっとも上がるところまで上がれば後は落ちるだけと言うこともあるが。

三菱重工は今日は堅調に値を上げた。こっちを主力にすれば良かったか。しかし三菱重工も今一つ派手さがないかも知れない。

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