大引けにかけての小口の買い戻しから日経平均株価は前日比78円15銭高の1万3476円45銭、東証株価指数(TOPIX)は同10.74ポイント高の1304.06と、ともに4日続伸したが、手掛かり材料難で小幅な値動きとなった。

東証1部の上昇銘柄は56%、下落は35%。出来高は15億7606万株、売買代金は1兆9133億円と商いは低調。業種別株価指数(33業種)は、海運業、その他製品、鉄鋼、輸送用機器が上昇した一方、卸売業、建設業、鉱業が下落した。

結局日経平均の値幅は前日終値を挟んで161円にとどまった。目立った材料がなかった上、米銀最大手シティグループの決算や来週から本格化する国内企業の決算発表を控え、「積極的に動きづらい」との声が聞かれた。

これまでの米金融機関決算を波乱なくこなす中で、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題に伴う過度の信用収縮懸念は後退しつつある。だが、米国の実体経済や国内景気の先行き、企業業績への不安はぬぐえていない。

実際、日経平均は3日間で480円上げたものの、出来高は一向に増えていない。市場では「国内企業の決算次第では、株価は調整局面に入る」との警戒感がくすぶっている。

平均株価は上昇しているものの素人目にもこれといった材料がないので伸びが鈍るのはやむを得ないかも知れない。

今後また下げの局面も出て来るのだろう。今日はトヨタも三菱重工もしっかり値を上げているのはいいことだ。

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