日経平均は下落。77.41円安の13034.48円(出来高概算8億9000万株)で前場の取引を終えている。2月の機械受注統計は1月の大幅増の反動から前月比12.7%減となったが、事前予想範囲内であったことで影響は限定的となった。

ただ、NY市場の下落影響や海外勢の売り越し基調などが嫌気され、売り優勢で始まった日経平均はその後13000円を割り込んでいる。

NY原油相場の上昇を背景とした鉱業セクターや原発関連の一角が堅調なほかは、総じて軟調な展開となっており、寄り付き直後に一時12898.49円まで下げ幅を広げる場面をみせていた。

ただ、目先的な底打ち感が台頭する中、銀行の一角などが出直りをみせてきたほか、直近急落のネット関連などにも戻す流れがみられ、日経平均も先物主導でじりじりと下げ幅を縮める展開となっている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり321に対して値下がり1253、変わらず109と値下がりは全体の7割を超えているが、規模別株価指数では大型株指数が下げ幅を縮めており、インデックス買いの影響などが大きいようだ。

 3月の対外及び対内証券売買契約等の状況が発表され、差し引き1兆7184億円の資本流出超となり、5ヶ月連続の売り超となった。世界的な景気下振れ懸念が高まる中で過半数のシェアを握る海外勢による買いが期待しづらいため、薄商いの中、先物市場の動向などの影響を受けやすいようだ。

先行き不透明感が燻る中で物色は低位材料株中心であったが、この循環物色も一巡感が台頭してきており、前場半ば辺りから動きが鈍くなってきている。そのため、物色の流れが主力にシフトしつつあると考えられる。

オプションSQを控えていることもあり、13000円レベルをサポートさせる動きも強まりそうである。また、短期的な値幅取り狙いも低位材料株から中小型株にシフトしてくると考えられ、主力処となると商社など資源系関連に向いやすく、中小型株となると直近で急落を余儀なくされていたネット関連などに打診買いが入りやすそうだ。

 ただし、これらも資金の逃げ足は早いため、主力、中小型株などの動きが鈍くなるようだと、原発関連など代替エネルギー関連や低位材料株の中でもプラスで推移している銘柄に資金の流れが向うことになろう。

3日続落の株式市場で1万3千円を割り込んだ。米国の景気後退や原油高などに嫌気がさしたか市場も元気がない。しかしここまで下がるとまた割安感から買いが入るのだろう。そうして相場は小刻みに上げ下げを繰り返す展開が当分は続くのだろう。

今後もあまり明るい材料はないが自動車株が低迷しているのはどうしたことか。これもやはり米国頼みのせいなのだろうか。まあ当分は様子見だろう。三菱も小幅に下げ続けているがこれも相場が下げているのだから仕方がないだろう。

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