ただ、心理的節目を目前にして伸び悩むと、その後は戻り売りに上値は抑えられた。米FOMCや米大手証券の決算発表などを控えて様子見ムードは強く、後場に入ると急速に上げ幅を縮める場面もあったが、下値圏では指数先物にショートカバーが流入し、この日の高値圏で取引を終了。
大引け概算の日経平均株価は前日比176.65円高の11964.16円。東証1部市場の売買高は2266.76百万株、売買代金は2兆3935.74億円。
騰落銘柄数は値上がり1099、値下がり532、変わらず88。業種別は33業種中、値上がり28業種、値下がり5業種。保険業、パルプ・紙、その他金融業などが大幅高。不動産業、化学、陸運業、精密機器なども上昇。一方、卸売業、海運業、非鉄金属などが下落。
ここまで下がると買戻しが入って値を戻すのはお定まりの動きか。しかしやはり様子見の強い渋い値動きだったようだ。
ところでサブプライムローンの損失が2千億ドルから8千億ドルほどにも上るなどと言う報道がされているのでこれがある程度の信憑性を持って受け入れられると大幅なドル安を招いて株価が暴落する恐れもある。
日経平均で1万1千円割れなんてこともあり得るかも知れない。あるいは最悪1万円割れも。しかしそこまで下げるともう打つ手なしというかどうにでもしてくれの世界だろう。
今日はトヨタはやや盛り返して4,890円、三菱重工は何とも小動きの1円高で397円だった。原価回復は当分無理だろう。まあしかし投資家の心理で左右される株式市場としてはこんなものかも知れない。腹を据えて成り行きを見よう。
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