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 前場の日経平均株価は一時1万4000円台を回復し、プラス圏で推移していた。ただ、後場に入ってアジア株の一角が軟調に転じたことや、為替相場が円高に振れたことを受けて、指数先物に小口の売りが出た。これをきっかけに日経平均もじりじり値下がりし、前日比111円安まで下げる場面があった。

前日の急伸の反動で利益確定売りに押され、日経平均株価は前日比89円85銭安の1万3824円72銭、東証株価指数(TOPIX)は同8.07ポイント安の1347.47と、ともに反落した。

「短期的な一服感が出た」ため、利益確定売りが出やすかったようだ。テクニカル指標面でも、上げが一服しやすい局面にあるという。出来高、売買代金の市場エネルギーは盛り上がりに欠け、「戻り売りをこなせなかった」。

 チャート面では「もちあい放れ」が確認でき、先高感が指摘される。一方、実体経済や米金融保証会社への不安感は払しょくされておらず、今週は1月の米卸売物価指数や米耐久財受注など注目される経済指標発表が控えている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が27、28両日に行う議会証言を見極めたいとの向きも多く、積極的な買いは続かなかったようだ。

やはり反落した株式市場。1万4千円のラインは利益確定売りには魅力的なのだろう。まだまだ先行き不安感が拭えない投資家が多いのか、少しの利益でも利食い売りに走る投資家が多いのか。トヨタ、三菱重工とも小緩んだ1日だった。

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