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この写真のような状態に直面してどのような対応策があるだろうか。戦うか、逃げるか、祈るか、それを考えるのが危機管理だろう。

どんなことが好きかと聞かれて「一体どうして良いのか分からないような困難に直面してそれをするりと上手く切り抜けた時の快感が堪らない」と答えると誰もが怪訝な顔をする。自分でも因果な性格だと思う。

危機管理というのは、危難に際して起こりうる最悪の状態を予想し、これに対して被害を最少に止めるために様々な対策を講じることだ。

予想される最悪の被害、これを予防するための対策と実効性、利害得失、可能性、コスト、そんなことを考えて最善の方策を検討することなのだが、そんなことが好きだというのは少し変わっているかも知れない。

特に目前の避けえざる危難に際して瞬時に方策や利害得失、実効性、可能性を判断して右か左か取るべき方向を答として導き出すのはなかなか難しいが、これが上手く当った時の達成感は何物にも変え得ざる充足感がある。

それにしても危機管理は客観性や合理性に基づく実対策で博打ではないのだからそれなりの理論なり成算があってこその危機管理でただ直感で右左を判断するわけではないのだから瞬間的に状況把握、判断、取るべき方策を導き出すという思考回路がフル回転していることは言うまでもない。

そうして瞬間的に思考回路がフル回転している時の青く凛と凍りついたような緊張感がまた堪らない快感だなどと言うと本当に救いようのない変人だと言われるかも知れない。

そんなことを考えながら今の日本の危機管理を見ていると何ともお粗末な甘さが目に付いて仕方がない。一度国家の命運を双肩に担って凛と凍りつくような緊張感を味わってみたいと思う時があるがそれも時代の必要に任せるべきなのだろう。

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