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インド洋対テロ支援洋上給油活動が国内政争の中心になっている。最初に僕自身の結論を言えば、この活動は継続すべきだし、国内政争の道具に使ってはいけない。

アメリカのやることに何でも追随するわけではないが、実際にニューヨーク同時多発テロでは日本人を含め3千人あまり人命が失われ、その後もテロによる被害は後を絶たない。

暴力に暴力で立ち向かうことが正しいこととは言えないが、やはり現状ではそれしか手がないだろう。また今対テロ活動を行っている国は今後も日本が国際社会で手を携えて行動を共にすべき国だろう。

国内政権が欲しいからと言って国際社会での連携を捨て去っても良いとは言えない。むしろここは与党に協力してこそ次代の政権を担うべき大人の野党との評価を得ることが出来るかも知れない。

日本ではあまりその実態が知られておらず国際協調の場としてのきれいな虚像の面ばかりが話題にされて耳ざわりの良いことしか聞こえてこないが、国連は大国の思惑がぶつかり合いきしみ合っている生臭い勢力争いの場でしかなく、その実権は大国の大風の前の灯と言ってもいいほど無力だ。

その実態を知っていながら国連決議に基づく国際協調と行動などと聞こえの良いことを公言してはばからないどこぞの野党第一党の政治感覚も押して知るべしと言う他はない。まあ分かっていてもそう公言してしまった手前引っ込みがつかないのかも知れないが。

一つの救いは日本人の意識調査で対テロ支援活動賛成が、消極的賛成も含めての話だが、反対を上回ったということだろう。

これは日本人の国際感覚が少し成長して大人になったというべきなのだろう。それは今後に向って大変意味のあることには違いない。

年金ちょろまかしや、これは公務員の話だが、政治資金のごまかしが絶えない情けない与党や何でも反対反対の大人になりきれない野党には食傷気味だが、却って一般国民の方が国際感覚のある正しい判断が出来るということは政治家とは一体なんだろうと考えざるを得ない。

かつてこのブログに政治家は高度な専門職かという記事を書いたが、今の政治はどうもうわべだけの票集めに終始している感が強いように思う。政治家の皆さんには誰が見ても政治家は高度な専門職だと納得出来る胸の空くような切れ味鋭い政治をしていただきたいものだ。

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