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人間の活動による温暖化で地球環境が激変すると問題視され、二酸化炭素などの温暖化ガスの排出規制が叫ばれているが、この先、地球はどうなっていくのだろう。結論から言えばこれから概ね30億年後には地球は消滅しているらしい。何故消滅するかと言うと太陽がエネルギーを消耗して徐々に巨大化し、地球軌道まで達して地球を飲み込んでしまうとからだという。

そんな状態の太陽を赤色巨星というらしい。その後、太陽はその極限まで膨張するとガスを噴出して収縮して白色わい星という極めて質量の大きないわば燃えカスが固まったような星となってその生涯を終えるのだそうだ。太陽よりももっと質量の大きな星になるとその生涯の最後に超新星爆発と言う大爆発を起して急速に縮んでその質量を支えきれなくなって何処までも落ち込んで行き、光さえも飲み込んでしまうブラックホールとなってしまう星もあるという。

こんな宇宙の話をしているとその壮大さ、計り知れなさに圧倒されてしまうが、話を戻すと現代の宇宙科学では地球の寿命はあと30億年程度と言う。もっとも地球に生命を育んだ母なる太陽が巨大化して水星や金星軌道を越えるようになると地球もその熱で生物の生存は不可能になってしまうだろうから生命体が生存していける期間はもっと短くなるんだろう。それは人間の活動による温暖化とは全く異なる絶対的な焦熱地獄となるだろう。

これから先、地球や人類がどうなって行くのか、地球が生物の生存に適さなくなるまで人類が存続しているのか、それは誰にも分からない。ただ、どんなに栄えた生物も数億年で絶滅しているので人間が最後まで存続している可能性は少ないと思う。

最後まで存続していたとしても何所か他の星に移住するにはちょっと宇宙は広すぎるように思うので星間移住はあまり現実的ではないように思うがどうなのだろう。他の惑星に移住すると言うよりも宇宙空間の安定した場所に大きな人工のコロニーを作ってそこで生活する方が現実的だが、これも解決しなくてはいけない問題が山積だろう。

大体、未来予測では人類はそんなに長くは存続しないように描かれているものが多いが、センセーショナルなエンディングの方が注目を集め易いこともあるんだろう。人類がどうなるのか、その終焉は今のところは誰にも分からないだろう。

いずれにしても太陽の終焉とともに太陽系は消滅することだけは間違いないようだ。それではこの宇宙には他に生物が存在する星があるだろうか。それは間違いなく「イエス」だと思う。この宇宙には数え切れないほどの太陽と同じ恒星があり、それらの恒星は複数の惑星を伴っているのだろうから生物が生存可能な星はそれこそ数え切れないほどあるだろうし、実際に今の人類よりもはるかに進んだ生物が生存していてもおかしくはない。

では何故そうした進化した生物が我々の前に現れないのか、それはどんなに文明が進歩しても恒星間を移動するには宇宙はあまりにも広すぎるからではないかと思う。現在人間が確認可能な最も遠方にある物体はクエーサー(準星)と呼ばれる天体で地球からの距離は数十億光年などと言われている。今銀河系などの島宇宙が存在している大宇宙の差渡しは約200億光年で急速に膨張しているなどと聞くとほとんど頭が混乱してしまう。

その大宇宙の差渡しが200億光年だったらその外側はどうなっているんだなどと考えてももうどうにも想像さえ追いついていけない。宇宙は無限だという単純な一言で終わる以外にはない。
    「人間50年、下天のうちに較ぶれば夢幻のごとくなり」
とはまさに事実を的確に捉えた言葉だろうと思う。夢幻のごとくであってもせめて自分にとって何か意味があればと思うが、それも単に個人の主観程度のことなのかも知れないが、目を見張って耳をそばだてて少しでも何かを得たいものだ。