超速サスペンス・アクション『バベルBABEL』自分の"選択"を信じぬくことこそが... | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/長崎大学臨床教授/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。

月曜日の朝、福岡から生月に戻る途中のコンビニで朝食を購入する際に、普段目がいかない場所に、急に目が止まった。

 

「決めて欲しい」

「やり直したい」

現代人が抱えている願望が、きちんと物語に織り込まれている。社会学者 古市憲寿氏

 

これ、何かと言うと、漫画の帯。

 

 

パラッと立ち読みしようとしたら、非常に興味を惹かれ、ちょうど4巻全て揃っていたので、久しぶりに大人買い。
一気に4巻読んでしまった叫び

 

とても面白いアップ

 

それだけじゃなく、なぜか気になり、二度読み。

それも最初から最後まで。
次が気になるが、さすがに月刊誌は買わずに、秋に新巻が出るのを待ちたい。

4巻の冒頭に出てくるスターウォーズで言うとヨーダの役割をするヤンの言葉。

 

自分の"選択"を信じぬくことこそが...

 

後はネタバレになるので、ご興味がある方は購入されて確認されて下さい。


この数ヶ月、非常に頭を悩ませている患者さんがいる。

昔、1日で治療が終わるという歯科医院に行って、一気にガガガと治療をされた方だ。

あちこちの歯科医院に行かれたが、どこに行ってもダメで、最後のツテで当院まで来院された。

来院時、上顎は、グラグラしていて、いつ外れてもおかしくないような被せ物がズラッとつらなっていた。

下顎は、歯は一本もない。

義歯は10年近く全く使えていない。

支える骨も全くない。

ツルツル。

上顎の金属部分と、歯茎で噛んでいたので、そうなったのだろう。

それでも、似た様な方を何とかした経験があったので、即時義歯から作成したのだが、全く使って頂けない。

口の中に入れていると気分が悪くなり、すぐに外すと。

 

義歯の形状も悪くないので、なぜだろうと頭を抱えていたところ、ふとCTを撮らせて頂くことにした。

すると、下顎は想定していた通りの骨だったのだが、実は上顎も、かなり骨が痩せていて、支えがほとんどない状態だった。

そう2次元のレントゲン上では、一見あるような骨もない。

 

上顎が安定しないので、いくら調整しても使ってもらえない理由がわかった。

治療、メインテナンスを複雑化したくないので、今までインプラントオーバーデンチャーといわれる、インプラントと義歯の併用は、施術してこなかった。

義歯だけで何とか出来ていたからだ。

しかし、今回ばかりは、そうも言っていられない。
まだ60代で若いので、Oさんの人生を何とかしなくてはと考えている。

そんな悩んでいる時に出会った漫画。

『バベルBABEL』

 

主人公が急速に成長する過程を読んでいると、僕も頑張らなくてはと思った。
4巻で、ヤンが主人公に語る言葉が心に残る。

 

たとえ..

選んだ道が

茨であっても...

神様が次々と試練を与えるが、超えられない試練は与えないと僕は考えている。

そうやって、今までも乗り越え、成長できた。
Oさんが美味しく食事が出来るように、全力を尽くしたい。

100%結果を出せる歯科医師になりたいと常に思っているのですが、まだまだです。
スタッフと共に精進を続けます。

 

本日も皆様と共に、良い一日でありますようにニコニコ