『医者は現場でどう考えるか』ジェローム・グループマン著 | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/長崎大学臨床教授/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。

先日、大野純一先生が生月島に来られた時に、読んでみると良いかもと紹介された本がコレ。

医者は現場でどう考えるか/石風社
 

   ¥3,024
  Amazon.co.jp

帯にはこう書いてある。

医師にとって座右の書
患者にとっての指南書

間違える医者、間違えぬ医者の
思考はどう異なるかを問う
知的刺激に満ちた医療ルポタージュ
医者だけが読むのはもったいないと
さまざまな分野の専門家の間で話題の書


アメリカの医師達の話なんですが、歯科医師の僕にも診断の際の考え方に、とても参考になる点が多いと感じながら読んでいます。
字も小さく300ページ越えの本なので、なかなか読み応えがあります。
只今、第5章。
今週末、お江戸に行くまでに読み終えられるかな?
飛行機移動の持って行くには、ちょっと重いので。

僕が勉強を続ける理由は、本当に自分の診断、治療が正しいのか?もっと良い方法があるのでは?と常に考えていて、実は自信がないからです。
それでも、毎日、来院してくださる方達がいる。
その方達に応えられるように、歯科医師を続ける限り、精進を続けるしかないと決意している。
今、行っている診断、治療法、機器、材料の選択が間違っているかもしれない?と心のどこかに思っています。
慢心ほど、怖いものはないと。
僕が1つの流派に固執せずに、様々な考えを持つ先人の先生方に学ぶのは、そんな理由からです。

学べば学ぶほど、疑問がさらに沸いてくる。
そして、また学ぶ。そして、そのタイミングで出会える人がいる。
他人から見ると、茨の道のように思えるかもしれないけれど、当の本人は苦しみながらも楽しんでいるので、歯科医師人生、充実しています。
スタッフ達にも、どうせやるなら本気でやろうよ!と言い続け開院して10年が経過して、11年めに入っている。
時に厳しいことも言う僕についてきてくれる、素晴らしいスタッフ達に本当に感謝感謝
スタッフ達なしに、僕の追求する歯科医療は実現できません。

狭い視野になりがちな
若い歯科医師の先生達、
良かったら、この本を読んでみて下さい。
これからの長い歯科医師人生に、
必ずプラスになると僕は思います。



明日も皆様と共に、良い一日でありますようにニコニコ