本日、午前中、精密な入れ歯を作成するための上顎の型採りを行いました。
この写真、実は3回型取りをした後のものです。
1回目は、概形印象(がいけいいんしょう)といって、既製品のトレーを使って型を採ります。
それをもとに、技工士さんが模型分析後、患者さん一人一人のお口の中に合ったオーダーメイドの型採り用のトレーを作って下さります。
今回、2005年BPS世界チャンピオンの田中昌弘先生に依頼。
そのトレーを使い、2種類の型採りのシリコーン印象材というものを使い、お口の中の精密なコピーを作成していきます。
このステップだけが大切なわけではなく、歯科医師、歯科技工士が行うどのステップも大切です。
1つ1つを大切にするから、逆にうまくいかない時、どこでエラーが起こっているか解ります。
僕は、松本勝利先生が提唱するGDSという方法で8年前から進めています。
(12月にいよいよ松本先生の著書が発売されます)
最初の頃は、本当にうまくいかない事ばかりで、患者さん、技工士の田中さんには、かなりご迷惑をおかけしましたが、その一つ一つが糧となり、治療を進める事ができています。
合わない入れ歯で苦労して、マスクをしないと外を歩けない方が、マスクを外して笑顔で歩けるようになるか...
まだ道のりは長いですが、しっかり進めていきます
明日も皆様と共に、良い1日でありますように