精密な入れ歯を作成するために、僕が大切にしているステップ... | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。

本日、午前中、精密な入れ歯を作成するための上顎の型採りを行いました。

 精密な入れ歯の型取り

この写真、実は3回型取りをした後のものです。

1回目は、概形印象(がいけいいんしょう)といって、既製品のトレーを使って型を採ります。

それをもとに、技工士さんが模型分析後、患者さん一人一人のお口の中に合ったオーダーメイドの型採り用のトレーを作って下さります。

今回、2005年BPS世界チャンピオンの田中昌弘先生に依頼。

そのトレーを使い、2種類の型採りのシリコーン印象材というものを使い、お口の中の精密なコピーを作成していきます。

このステップだけが大切なわけではなく、歯科医師、歯科技工士が行うどのステップも大切です。

1つ1つを大切にするから、逆にうまくいかない時、どこでエラーが起こっているか解ります。

僕は、松本勝利先生が提唱するGDSという方法で8年前から進めています。
(12月にいよいよ松本先生の著書が発売されますビックリマーク

最初の頃は、本当にうまくいかない事ばかりで、患者さん、技工士の田中さんには、かなりご迷惑をおかけしましたが、その一つ一つが糧となり、治療を進める事ができています。


合わない入れ歯で苦労して、マスクをしないと外を歩けない方が、マスクを外して笑顔で歩けるようになるか...

まだ道のりは長いですが、しっかり進めていきますガッツ



明日も皆様と共に、良い1日でありますようにニコニコ