株と歯科医院開業 | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/長崎大学臨床教授/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。


テレビや雑誌で、株価好調、アベノミクス効果、年内17000円まで上がる!なんて報道だらけになり、株を長くやっている人は、気づいていた。
とても危険だ。ちょっと静観した方が良い。調整が必ず入ると。

需要と供給がある。人が欲しがれば欲しがる程、物の値段は上がる。また適正供給以上に物を生産すると、不良品率は上がり、質は落ちる。

昨日、生月から福岡に出てくる時、何件もの新規、建築中のコンビニがあった。
過疎が進んでいる地方、交通量も減る現実の中、きちんとした市場調査が出来ているのか疑問だ。
来年、消費税増税前にオープンしましょうとなっているのだろうか...

歯科界も同じような異常な熱気がある。
実際、僕にも何人もの先生から相談を受けている。
何年も前から開業したいんですと言っていて出来ていなかった先生達が多い。
もしも、僕が今開業を考えていたら、迷うわず先送りする。

理由は、

・市場調査が当てにならない
ディーラーが違うと、開業がバッティングする可能性がある。周囲に3件だったはずが5件になっていたなんて、起こる気配がする。

・増税で景気が冷え込む
保険診療でも、三割負担だとお金がそれなりにかかるので、通院を控えたい気持ちになる。自費診療は、思いきり増税の影響を受けるので、間違いなく減る。まして、新規開業だと、どんな先生か解らないので、実力があったとしても厳しい現実が待っている。

・開業後二年の消費税免税を活かす
10%に上がるのが解っているので、それ以降の開業を考えると、メリットが最大限に活かせる。

・優良居抜き物件が溢れる
今年度のバタバタ開業が上手くいかないケースが出る。そこで考えると、想定した半額どころか、三分の一以下で物件が手に入る可能性がある。

・需要が少ない
開業が減るので、大物機器の価格が下がる。物が売れない時代がくるので、増税以上の値引きも期待出来る。


開業というアトラクションに、3時間も4時間も待って乗るか、近くのBARでビール片手に行列を静観するか決めるのは、先生次第だ…



開業で悩んでいる多くの先生達に、このような考えもある事を知ってもらいたい。

開業最初から軌道に乗らなければ、ずっと負のスパイラルに入る事を…


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