来月9歳になる娘の歯並びで悩んでいました.
矯正の先生に相談すると,ある程度,永久歯に生え変わってから,小臼歯を抜歯して,
矯正治療に入る事になると診断されました.
僕は,今まで,矯正治療の分野を,あまり勉強してきませんでした.
しかし,松本勝利先生,田中昌弘先生に師事し,総義歯の咬合を学ぶと,何故,歯一本,一本の形態が違い,どのような意味があるのか理解出来るようになり,可能であるならば,歯を抜かずに綺麗に歯を並べる方法がないものかと,アンテナを張っていました.
矯正治療の中に,非抜歯矯正といって,歯を抜かずに並べる方法はあります.
しかし,歯は綺麗にならんでも,顔貌との調和が取れない場合があり,ウチの娘は適応ではないと考えていました.
悩んでいたら,神様はいるんです.
それも車で約1時間の所に,その先生は開業されています.
長崎県 松浦市でご開業の
末竹和彦先生
以前,講習会で名刺交換をさせて頂いていたので,事前にメールで連絡させて頂き,今週木曜日に,家族で受診しました.
娘の診断が始まり,眼窩の部分を触診されて一言,
「通常の矯正治療であれば,間違いなく抜歯ケースですが,今なら非抜歯でいけます」
その後,診療後に,先生の貴重なお時間を使い,講演で使われるスライドを用いて,丁寧に説明して頂きました.
僕ら歯科医は,つい口の中だけしか診ません.
そのため,顔とのバランス,また全身とのバランスまで考えが及ばない時があります.
通常の矯正治療と,末竹先生がされている『頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療』の違いは,
頭蓋骨の歪みを取り,上顎骨の自然な成長を促し,それに合わせ下顎の自然な成長も誘導する方法
です.
(末竹先生,間違っていたら,訂正お願いします)
上顎骨,下顎骨が自然な成長をすれば,自然と歯は並んでくるんです.
予防歯科を掲げ,開業して7年目になります.
お子さん達の歯を診させてもらっていて,虫歯は出来にくい環境には出来ているのですが,咬合が一番の課題でした.
空白だった部分が,この部分でした.
それが,末竹先生との出逢いで埋まりました
末竹先生は,知る人ぞ知るスーパー歯科医です.
あらゆる治療法に精通され,その中から,患者さんにあった治療法を提案されています.
僕が,理想とする歯科医像を実践されている先生です.
娘の治療を通し,自分自身も学んでいきます.
この『頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療』は,治療時期が大切になります.
先生のホームページに書かれていますが,
6,7歳,遅くとも10歳前には開始されるのが望ましいようです
早速,末竹先生から参考文献をお借りし,学びます.
一番,学びたかった分野で,楽しいです
末竹先生は,ブログもされています.
末竹先生のブログ
勉強する事がたくさんあるって,有り難いです
明日も皆様と共に,良い一日でありますように
お時間がある時に,
やっぱり運が良いと思う西の端の歯科医を
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