数より質の時代。 | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。

今日は、眠くならないので、もう一つ書きます!!

ちなみに焼酎が胃袋に入り、燃えている炎ので、かなり熱い文章になりそうですニコニコ

僕は、大学に入学するまでに2年間遠回り(2浪)し、おまけに1留(留年)しましたショック!

卒業前、国家試験を控えた学生最後の12月に、どうしても一人旅がしたく、教科書系を一切持たず、3週間イタリア&スペインに貧乏旅(当時、福岡発の往復航空券8万円前後でした!)をしましたビックリマーク

真冬のユースホテルは寒い!

おまけに、

トラブルで有名な某航空会社で、行きは、トイレが壊れ、トイレに1時間待ち、帰りは、9時間遅れという散々な目に遭いました!

しかし、

イタリア&スペイン良かとこでした!!

そんな訳で、年明け1月に行われた国家試験対策模試では、

ぶっちぎりのビリから3番内

教授に呼び出された僕ら3人と次の人達との間に、なんと5%以上の格差が!

結局、落ちこぼれ、僕ら3人は、一発で国家試験合格したのですが、入局した口腔外科の教授に言われた言葉、

「T君が、まさか、この場に居ると思わんばったばい!」

です。

おまけに、国家試験対策のテキストを後輩のKに渡したら、

「Tさんのテキスト、本当に奇麗で、使いやすいです!」

ですって。

確かに、1回も終わらずに国家試験、受験しましたから...。

ま、そんなこんなで歯科医になったのですが、人生経験長い分、普通の歯科医になりたくなかったので、まずは、大学院に進学しました。

周りからは言われました。

そんなに遠回りしたら、生涯年収がいくら低くなるか解っているはてなマーク

とか、

大学院に行ったら、手が動かんけん、臨床に出たら使えないよ!!

など、かなり同世代からは、バッシングを受けました爆弾

心の中で思いました。

確かに、実際の患者さんを診る数は少ないけれど、一人一人をしっかり診させて頂き、流れ作業で治療する君たちより、上手くなってみせる!!

と。

そのおかげで、今があります。

量より質の時代

と思います。

歯科医が集まった飲み会などで、患者さんの数(レセプト枚数)を競う先生達に問いたい、

あなたが患者さんにしている治療、自分や家族が受けますか?

と。

その問いに、はっきりYESと答えられる先生は良いと思います。しかし、モゴモゴして答えられない先生達は、もう一度、原点に帰り、勉強し直す時ではないでしょうか?