第30回夏季オリンピック・ロンドン大会は27日午後9時(日本時間28日午前5時)、ロンドン東部の五輪スタジアムで開会式を行い、4年に1度のスポーツの祭典が開幕した。ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の飛躍的な発展の中で迎える大会は、3カ国のイスラム教国が初めて女子を派遣し、全競技での女性参加が実現するなど五輪新時代の幕開けとなる。
1908年、48年に続いて同一都市で最多3度目のロンドン開催。204の国と地域から約1万500人の選手が集い、17日間の戦いを繰り広げる。国際オリンピック委員会(IOC)は世界で10億人を超えるといわれるSNS利用人口の影響力を重視し、今大会に参加する選手に一人称の日記形式などでの使用を推奨している。
大会モットーの「世代を超えたインスピレーション」を象徴するように、聖火リレーのクライマックスは英国の五輪金メダリストらが思いを託した10代の若手選手7人が最終点火者となった。点火後には各国・地域の選手団を表現した花びら状の小さな聖火が持ち上がって集まり、「世界は一つ」になる斬新な演出だった。
1912年ストックホルム五輪への初参加から100周年となる日本は、入場行進で95番目に登場。レスリング女子の吉田沙保里(29)=ALSOK=が先頭で旗手を務め、選手たちは笑顔で日本と英国の小旗を振って歩いた。293選手を含む518人を派遣し、金メダル15個以上で世界5位を目指す。
北海道関係ではボクシングの鈴木康弘(自衛隊、北海学園札幌高出)、卓球の丹羽孝希(青森山田高、苫小牧緑小出)、射撃の小西ゆかり(飛鳥交通、八雲高出)が参加、胸を張って笑顔で行進した。
競技は28日に本格的に始まり、8月12日まで26競技、302種目が実施される。
出典:北海道新聞