昆布は著者の良き読者とは言えず一冊しか読んだことがありませんが、今夜は氏の本を紹介するとともに、この場を借りて冥福をお祈り致します。
- ハサミ男 (講談社文庫)/講談社

- ¥770
- Amazon.co.jp ★★★★☆
(読書前コメント)
『葉桜の季節に君を想うということ』の読後コメントに何度も出て来た作品。そういう系統か。今度は騙されないぞ!^^ (2012年09月27日)
(読後コメント)
“ハサミ男”と呼ばれる連続殺人鬼が自分の犯行を真似たニセ“ハサミ男”の正体を暴こうとする話。歌野晶午『葉桜の季節に~』の読後感で本作が叙述トリックを駆使したミステリということは知っていた。P58の『●●のフリーター(わたし)は日ごろの運動不足がたたって…』の一文を読んで大体の構図が読めた。実は作者の仕掛けた罠はもう少し前にもある。偽者の方も“犯人は登場人物の中にいる”というミステリの鉄則から早い時点で目星が付いた。
真犯人が今際の際に残した悪意に満ちた復讐の一言が怖い。今後の磯部の人生に幸あることを…^^; (2012年10月03日)
(既読の叙述トリックを使った作品)- 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)/文藝春秋

- ¥700
- Amazon.co.jp ★★★☆☆
(読後コメント)
著者名と表題の詩的な出会いに魅せられひと覗き。題名から藤原伊織の『テロリストのパラソル』のようなノスタルジック・ミステリーを期待したが1行目で裏切られた。元探偵と高校の後輩の二人組が活躍するミステリで、『究極の徹夜本』は過大広告だが、リーダビリティは確かにある。読後「こりゃ映像化不可能だ!」と一人呟く。著者の思惑通り騙されたし、事実を知った時は心底驚きもした。
但、叙述トリックと言うのかもしれないが、後輩キヨシの描き方は反則スレスレ。『必ず二度、三度と読みたくなる』とあるが、私にはその心が理解できなかった。(2012年08月12日)- ヒッグス粒子と宇宙創成 (日経プレミアシリーズ)/日本経済新聞出版社

- ¥893
- Amazon.co.jp ★★★☆☆
(読後コメント) - 今、科学界でホットな話題。素粒子論については一般書を何冊か読んだが、この本が一番読み易い。但、読み易いと言うことは難しい部分を省略しているということであり、最初の一冊として最適かと言うとそうでもない。本書のメインテーマは『全ての物質を構成する“素粒子”に“質量を与える”粒子』と呼ばれるヒッグス粒子についてである。わからないなりに読み進めると、最後に(飽くまでも)『素粒子に質量を生み出すもの』であり『ヒッグス粒子が与える質量は、たったの2パーセント?』とある。完全に騙された。これって一種の叙述トリックだね。
- 補足:何故、全ての物質を構成する素粒子の質量合計が物質全質量の2パーセントにしかならないかが気になる方は本書を読んでください。^^; (2012年09月03日)
(関連書籍・映像)- ハサミ男 [DVD]/豊川悦司,麻生久美子,阿部寛

- ¥3,990
- Amazon.co.jp
- テロリストのパラソル (講談社文庫)/講談社

- ¥650
- Amazon.co.jp
殺戮にいたる病 (講談社文庫)/講談社
- ¥600
- Amazon.co.jp
- イニシエーション・ラブ (文春文庫)/文藝春秋

- ¥600
- Amazon.co.jp


- イニシエーション・ラブ (文春文庫)/文藝春秋
- テロリストのパラソル (講談社文庫)/講談社
- ハサミ男 [DVD]/豊川悦司,麻生久美子,阿部寛
- ヒッグス粒子と宇宙創成 (日経プレミアシリーズ)/日本経済新聞出版社
- 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)/文藝春秋