…最近、いろいろと考え込むことが増えてきました。
それは、組織の理想を実現させるためには、いままでの在り方の軸足をすこしずらす必要が、今後あるだろうこと。
これは予てから社長から提示されてきた課題を具現化させることでもあります。
一言でいえば、「ナレッジマネジメント」です。
現状として、昨年8月末に入社した会社での私のいま現在の立ち位置とは、「会社の要」であり、「このピースが空白となる場合、会社自体が回らなくなる」というポジションにいる…と云われています。
こう評価されること自体は、決して悪い気はしませんし、むしろ光栄と云わなければなりません。
こう評価されるまで、いままで法律の勉強は、もの凄くどっぷりつかってしまって、夢にまで出てくるほどまで沼に入り込んでいますし、それは胸を張って言いたいところではあります。
――なにごともそうですが、知れば知るほど、評論家気取りの安直な批評はできなくなります。勉強していないひとほど、酸っぱい葡萄の理論よろしく、いとも簡単に評論するのです。
いわく「民法なんて生活に関係しない。むしろ業法が直接関係する」…などの評論がその最たるものです。――
ただ「人間離れした神」とまで云われてしまうと…反応に困ってしまいますね。
わたしが理想とする「組織」とは、「わたしが不在でもちゃんと回る」ことなんです。
わたしがいてもいなくても、きちんと機能する組織、それがわたしの理想なのです。
これを実現させるためには、予てから社長から提言されていた課題に取り組まねばならない。
そろそろ本気を出して、この課題に対峙しなければなりませんね。
授人以魚不如授人以漁
…でしたっけ?
人に魚を与えることは、魚の取り方を教えるのに及ばない。
役務を与えるだけでは、何も生まれません。
役務を生み出す方法を与えることで、それぞれがそれぞれの役務を生産することが可能となります。
1人の役務には限界がある。
だからこそ、その経験値をシェアすることで、何倍にもポテンシャルを上げることが可能となるのです。
あるいは聖書での「五つのパンと二匹の魚を増やし五千人の人々に食べさせる」という、いわゆる「パンの奇跡」ですね。
あのエピソードは、なにもイエス独りが超人的な能力や魔法を使って、奇跡を起こしたわけではなく、イエスの在り方に触発されて、各々が主体性をもって能動的に行動した…という解釈があります。いや、実は各々が袖の下にパンを隠し持っていたのですが、イエスに触発されて、袖の下から出しあった訳で、結果、想定外の成果が得られた訳でして…笑
これはわたしが学生時代に教わったプロテスタントの教授の解釈であり、わたしはこれを支持します。
もしこれに則るのであれば、イエスはナレッジマネジメントのお手本を示しているのです。
いま、その問題にぶち当たっているところです。
※写真:1枚目(ZeissSuperIkonta 532/2)、2枚目3枚目(Kodak Signet 35)
フイルム:すべてKodak Gold200 現像・スキャン:チャンプカメラ青葉台店
さて、そろそろそのための青写真を描こうとしようかな…。
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J.S.Bach「主なる神よ、我は汝を讃えんBWV130」。
さいきん、やたらと2021年に転職してすぐに退職をした某大手ハウスメーカーの求人広告がネット上に頻繁に出てきています。
きっと定着率が最悪で、みんな離職していくのでしょう。
今回5名以上の採用を予定しているということですが、キックオフの段階から鑑みると、この数字はとても不自然な数字です。大量採用、大量離職ということで、間違いなさそうです。
標題部に「ホワイト企業AW三年連続受賞」とわざわざ入れているところが、やはり本質的にブラック体質な企業なのでしょうね。
なまじ内情を知ってしまっただけに、複雑な心境です。
今日も一日、お気持ちさわやかに…。