小売は終わらない | 田中信裕ゼミナール

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福岡県 東区 九州産業大学 

経営学部 産業経営学科 国際経営学科

田中信裕ゼミナールのゼミ生による活動報告ブログ


風邪ひいたゼミ3中倉です。
1:(^o^)サークルないんだろ?九産大にできた新しいパン屋行こう!

(^-^)いいよ

2:(^o^)安いし店もいい感じなんだ!

(^-^)楽しみだ

3:(^o^)ここだよ!うまいだろ?

(^-^)うん!でも、高くね?

4:(^o^)本当だ値上げしてる

(^-^)他の学生は味は良くなったっていってるね


小売の輪理論とは小売業展開に関する仮説の一つで、まるで輪のようにらせん状に小売業界のビジネスモデルが発展していくという理論です。

この理論を時系列に沿って以下ご説明します。

1.革新的小売業の登場
革新的な小売業が何らかのイノベーションによってローコストオペレーションを実現します。その結果非常に強い価格競争力を持つことができます。そしてその価格競争力で既存の小売業の顧客を奪い、成長を実現し、市場での地位を確立します。

2.追随者の登場
やがて、同様のイノベーションを実現した(仕組を模倣したと言い換えてもいいですね)追随者が続々と市場に参入して、競争の激しさが増します。

3.高付加価値路線へ
価格競争に限界を感じる、規模の拡大、組織の成熟による間接費の増大等によって低価格販売を放棄し、価格以外に付加価値を付けた高価格・高粗利の戦略に移行していきます。

4.新たな革新的小売業の登場
価格が上がってきた段階で、別のイノベーションを実現した新たな革新的小売業が低価格販売で顧客を奪っていきます。

このように、1から4までを繰り返しまるで輪を描くように小売業界のビジネスモデルが発展するといった理論です。

ここでは3コマ目で美味しいけど少し高いと言っています。また、4コマ目で味がよくなったとも言われています。2コマ目では安いと言われていたようですが3.高付加価値路線へ舵を切ったようですね。


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