復興に向けた地方スーパーの試み | 田中信裕ゼミナール

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福岡県 東区 九州産業大学 

経営学部 産業経営学科 国際経営学科

田中信裕ゼミナールのゼミ生による活動報告ブログ

ゼミ4の増戸です。

お久しぶりです。しばらくネタ切れしておりました。
今日は、復興に向けた地方スーパーの試みという題で書いてみようと思います。
福島県に本社を置く、スーパー「ヨークベニマル」(福島県郡山市)は、郡山市のお隣二本松市の仮設住宅にお住いの方々に対して、「ヨークベニマル二本松インター店」とのあいだにシャトルバスを運行し、買い物をしやすいように配慮されているように設計されているようです。

「ヨークベニマル」というスーパーは、福島県では当たり前のようなスーパーであり、「ヨークさ、行くとなんでもあんべ」という風に、地方では大手のスーパーと称されています。
ドミナント戦略という戦略で福島県内に集中して出店しているために、他のスーパーが参入しづらいというのがありますが、福島県の胃袋を支える貴重なスーパーであることが伺えると思います。

3・11の時に、従業員の安全を確認し、半壊したスーパーで一番早く再開したスーパーとしても有名になりました。店舗が壊れてしまった店では、青空市場と称し素早く、立ち上げました。震災でお金を失ってしまった方にも配給という形で物を提供していた店舗も一部あったようで、地方スーパーでしかできない、その地域の特性や人の温かみを感じるスーパーです。

買い物難民という形で東京などでは、小型の店舗で対応しているお店もありますが、地方などでは、公共交通が発達している地域ではないところでは、バスをもちいて人をつなげることを重ねていくという考え方も大事なことだと思いました。

「ヨークベニマル二本松インター店」仮設住宅と店舗を結ぶシャトルバス運行のお知らせ

ヨークベニマル


 

いつしか,また空気のきれいな福島の土地で笑いあふれる元気な街になってほしいと日々祈っています。原発より解放されたイキイキしたFUKUSHIMAに希望(ゆめ)と明日を信じて。

増戸 隆太