雙重(双重) | 萩天の空

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 太極拳の表演を観ていて、「この人は踏ん張った太極拳を打っ

 

ているなあー」と思うことがよくあります。

 

 

 

 弓歩で前脚側の胯が、前に出ている。 虚歩に移った時には後

 

ろ脚側の胯が前に出る。 後ろからこの方のお尻を観ていると、

 

お尻が中心線上で90度回転しています。 普通は弓歩の時も虚

 

歩の時も骨盤は、正対していなければ成らないのに、ゆがんでし

 

まって半身の構えから逆側の半身の構えに移ってしまっていま

 

す。 

 

 

 

 弓歩の時、後ろの脚を完全に虚(0)にしてもらいますと、股

 

関節が鬆されて綺麗に半身の状態から、正対に修正がなされまし

 

た。 つまり前後の脚の虚実感を、前脚10に対して後ろ脚0に

 

してもらった結果、正対する事が出来ました。 同じように虚歩

 

の時前脚を0、後ろ脚を10にしてもらうと、これまた正対が保

 

てていました。

 

 

 

 聞きますと、弓歩の時は前脚7、後ろ脚3にしていると言いま

 

す。

 

 

 

 我が師T-Tさんからは、「虚実は明確に分離しないとダメで

 

す。 虚は0、実は10。 中途半端はいけません。」と常々教

 

えていただいていました。

 

 

 

 推手の際、推されまいとして両足首を固めて絶えているのは、

 

双重だというのは分かっている方でも、これが双重だと思える人

 

は少ないです。

 

 

 

 ”これも双重の病の一つです”と説明しています。

 

 

 

 最近は、少し分かる方が増えてきています。