【命の夜ーー逝くなら我が家で】富士宮市で棄てられた犬、保健所出身ダックス『アマビエちゃん』 | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし。
フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます

GO!保護犬GO

 

職員さんもきっと、もう命は持たないと思ったのでしょう

飼い主、富士宮市の人間か、富士市の人間か

同じ目にあえば、苦しみがわかるのでしょうか

 

 

我が家に到着してから

とにかく水を飲ませよう、

何か食べさせよう

 

 

必死でしたが

かたくなに口を閉じて

何も受け付けようとしませんでした

 

 

シリンジで口の横から

何か入れようにも 

ぽたぽたと落としてしまい

口に残りません

 

 

「死んでもいいから、最後くらい食え!」

私はもう、入れ物にツチノコ上に

なっている背中側から

 

 

右手で流動食を取り

左手で思い切り口をあけさせ

右の指全体を使って

口の中に突っ込む

 

 

そんなことを延々やっていました

どのくらい 飲み込ませることができたのか

全部、下に落ちていて

 

 

手がぐちゃぐちゃになって

ダックスの顔も

流動食でベタベタ、ぐちゃぐちゃで

 

 

濡れたガーゼで拭いても

反応がないほどに 弱り切っていました

 

 

「今日、もう越せないかもしれない」

そう思いました

HARUKAさんにお礼のメールをすると

 

 

『衰弱が見てわかったので

涙が出てきます』 と 返事がありました

 

 

私が、もし

運営とか給与とかを

考える立場だったら

きっと保護していなかった

 

 

この ある人からは 馬鹿な選択は

多くの方々を巻き込んでいます

 

 

内心は、

「きっと もうさいごだから

死ぬのを待つだけだろう」

と思っていましたが

 

 

手は止まりませんでした

なぜなのか

自分では わかりません

 



静岡県迷い犬収容情報

 

【緊急開催】

東尋坊フリマ@横浜ツタの館

12月12日(土) 12時~15時 by陽さん

12月13日(日) 11時~14時 byガックンママ

横浜市南区南太田1-28-16

Googleマップだと『ドッツ治療院』で表示されます

 

キャバリアの子犬・東尋坊(とうじんぼう)君が、動脈管開存症(PDA)という先天性の疾患の手術をします。

奇跡的に先端医療の病院で16日に手術できることになりました。

急遽、瀕死のダックス『アマビエ』ちゃんも予定外ながら保護し最善を尽くしています。

また次の保護も決まっており、フル回転以上で回しています。

 

そこで、資金を調達するため現在あるフリマ物資をできるだけ多く売りたいと考えております。

ご自宅前や近所の広場等で、ガレージセールを開催し、独自に開催いただく形で資金調達にご協力いただける方を募っています。 お渡しする物資を売っていただくのです。  もちろん宣伝はできる限りさせていただきます。 折り畳みコンテナ1つからOK。

 

たった一人、数か月前に生まれたキャバリア男の子・東尋坊くんを助けていただける方。 

東尋坊フリマでの全体売上目標金額は40万円です(口座へのご寄付は不要ですウインク)。

手をあげていただける方は、ご連絡お願いします。 

 

 


【12/20(日)保護犬の会(13時~)&フリマ(11時~)14時まで@横浜南太田ツタの館】
(横浜市京急南太田駅前ドイツパン横つきあたり左ツタの館)



なんとか、カロリーエースを

何度もシリンジで口の横から入れていたら


ずっと よだれと一緒に

下に垂れていたのに

 

 

クチャクチャ と口を動かしました

 

 

「よし! 今なら間に合う!病院へ行こう!」


猫のトイレに入れて

ダックスを連れて行きました


 

 

 

本来なら 4.5kgくらいの子、

でかい重い首輪をしていて3.1kgでした。

 

 

保健所の資料では2.8kgだったので

いずれにしても痩せすぎです

 

 

 

 
 
 
 
 
 
「先生、とにかく何も飲まない、食べない
保健所で、一昨日は血便、
昨日は泥状の血便で
今日は何も出ていなかったそうです」
と私
 
 
「もう、この子には何も望みません
だから血液検査も結構です
 
だけど、
せめて輸液してあげれば
体は楽になるのでしょうか?」
 
 
先生 『各段に楽になると思いますよ』
 
 
GO!
「お願いします
それとこの下痢、血便
なんとかしてあげたい
せめて 苦しみを取ってあげたい」
 
 
 
 
 
 
看護師さんが支えていないと
ヨレヨレして 体が回転してしまいます
 
 
 
 
 
「先生、とにかく
食べさせる、飲ませるは無理です
 
この子にできること
全部やっていただけませんか」
 
 
『わかりました』
 
 
 
 
 
抗生物質、下痢止め、吐き気止め、 ステロイド、 止血剤?
なんだかよくわかりませんが
 
 
とにかく やってください 
のオーダーで
先生におまかせしました
 
 
 
 
 
輸液の針を刺したら
痛がって
先生の手を噛もうとしました
 
 
スマイルと、別れる数時間前
私の足に思い切り噛みついた
狂気に満ちたスマイルが
頭に浮かびました
 
 
最後の力を振り絞って
抵抗している・・・
 
 
でも、やらせてくれ
あんたに、最後にできることを
やりたいんだ
 
 
 
 
 
体の 肉という肉が
そぎ落とされてしまっているので
 
 
皮下の液は
おなか側から脇、前足に
溜まってしまいました
 
 
先生によると問題なしということでしたので
安心しました
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
注射を4本
 
 
先生は 
お金のことは何も言いません
 
 
どうするのがこの子に
直接届く 効果が出るのか
 
 
私が常にそれを伝えているから
金額が錠剤より10倍高くても
確実なことをしてくださいます
 
 
 
「多分、食べたい、飲みたい意思は
ある気がします
口をクチャクチャして
臭いを嗅ごうとするんです」
 
 
『では、口腔内に問題が
あるのかもしれませんね』
 
 
 
 
 
 
ものすごく抵抗しました
 
 
『歯がグラグラするような
感じはないですね』
 
 
 
何が嫌なのだろう
もう 何もわからなくなっているのかな
食べることとか
諦めているのかな
 
 
食べなければ
早く楽になれるって
思っているのかな
 
 
頭の中は
スマイルの介護していた頃の
スマイルの行動が
よみがえってきていたんです
 
 
 
 
 
もう、 明日の朝には
きっと亡くなっているかもしれない
ジュジュ(寿太郎くん)のように・・・
 
 
頭はそう思っていたんです
でも 口からは違うことが出てきました
 
 
「明日も 連れてきます!」
 
 
『わかりました』
 
 
 
帰宅すると、 入れ物の中で
寝息を立てて 寝ていました
 
 
家族が帰ってきて
小さな小さな おばあちゃんダックスに
 
 
『あ~あ、これじゃもうダメだ
もう死ぬとわかって捨てる人間が
いるなんて信じられない
 
それにしても
死ぬために保護したようなもんだ』
 
 
いつもなら 小梅太夫さん張りに
悔しくてチクショーと思うのですが
私も同じように思っていたこともあり
反論しませんでした
 
 
「保健所で死ぬくらいなら
うちで死なせてあげればいい」と私
 
 
珍しく『そうだね』
 
!!
 
人間味のある、
しかも理解のある人の言葉を
家族が発した・・・
 
 
一体、何があったのか
 
 
考えるのはやめよう
 
 
入れ物の中に入れていても
らちがあかないので
 
 
犬スペースに移してみました
 
 
 
自力で立っていますが、ここから
動けない
 
 
我が家にきてまだ
一度も チッチもうんちもない
 
 
 
夜12時半まで
シリンジで少しでも食べさせようと
格闘は続きました
 
 
一体どのくらい
飲み込んでくれたのかわかりませんが
 
 
 
 
深夜0時半ごろ
 
 
ここに、手作りのふたをして
体が冷えないようにして
 
 
私はすぐ横に布団を敷いて
この子を見ていました
 
 
「明日にはバイバイかな
今日はよく頑張ったね
おやすみ」
 
 

と言いながら、結局今朝5時まで

ウトウトしたけど眠れませんでした

 

 

 


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